にわか日本好きが選ぶ、気になるニュース

気になるニュースを思うまま書いてます。

【住友商事1700億円の巨額損の理由】シェールオイル開発失敗、その契約の驚くべき内容とは?

シェールガス・シェールオイルについてですが、

拙ブログでも何度か紹介してきました。

最初は期待として、↓

(拙ブログ 2012/02/23 元ネタ「ロシア政治経済ジャーナル」)
●アメリカ発・世界エネルギー革命の主役、【シェールガス】とは?
http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-1944.html


そして、悲観的な記事を紹介してきましたが、、、

(拙ブログ 2012/10/11 元ネタ「青山がズバリ」)
●【秋田のシェールオイルの試掘】日本が使う石油の1日分。
秋田県全体でも、日本が使う原油の1割弱(青山繁晴)
http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-2996.html


そして、中野剛志先生も「シェールガスは、ヤバい!」
と指摘されていました。(有料記事150円で読めます。)

〇中野剛志/無双!中野学校「シェールガスは、ヤバい!」
http://chokumaga.com/magazine/free/124/7/


「シェール革命」も仕組まれたバブルの可能性があるようです。。
サブプライムローン問題と同じ構図になっていると、、


そんななか、9月末に衝撃的なニュースがありました↓。

〇住友商、シェールオイルで減損1700億円 純利益96%減
日経ニュース 2014/9/29 16:17
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXLASFL29H76_29092014000000


このニュース、
シェールオイルを掘ったけど、残念ながら出てきませんでした。

という単純な話ではないそうです。

本日のメルマガ「国際派時事コラム」を読んで
驚きました。

こちら↓

〇住友商事1700億円の巨額損の理由
<国際派時事コラム> 2014/10/20号
http://archive.mag2.com/0000063858/20141020070000000.html


一部転載しますと、

~~(引用はじめ)~~

 9月末に発表された住友商事のシェールオイル開発失敗の
損切り1,700億円は、「掘ってみたけど出なかった」単純な
不運のように演出されているが、そうではない。

 ネット上のごく限られた情報だけでも分ることだ。
 そもそも住商が2年前の8月にこのプロジェクトに参入を
決めたときの米国Devon Energy社との取極めがとんでもない
ものだった。

 平成24年の取引成立から2年間の巨額のシェールオイル掘削
(試掘)費用は事実上ほとんどを住友商事が負担する。
 それでいて、シェールオイル利権の住商取り分はわずか30%だ。
 残りの70%はDevon Energy社の取り分である。

「ネゴ負け」(=交渉負け)の典型のようなものだ。

(中略)

 ここのシェールオイル開発に着手した Devon 社の“先見
の明”(当たればの話だが!)は多とすべし。

 しかし、その“先見の明”の紹介料としてプロジェクト
全体の収益の70%も取ってしまうとは!
 資源ビジネスの業容を急拡大しようと焦る住友商事が足元
を見られた。

 それだけではない。

 平成24年秋から26年夏まで、Devon/住商 70:30の合弁
プロジェクト会社が試掘作業を進めるわけだが、では誰が
その作業を請け負ったか。

 住商の出資金でもって試掘を進めたのは何と、掘削業者
としてのDevon Energyだった。

 Devon Energy社は出資者として、将来収益の70%取り分を
享受するのみならず、シェールオイルが出始める前から掘削
業者としても利益を上げた。

 それによってDevon社は、おそらく初期投資を回収済だろう。

 シェールオイルが出ないことで、将来収益取り分30%の住商は
1700億円の損切りであえぎ大ニュースになった。
 しかし、Devon社の“損失”のことはニュースにもならない。

(中略)

 Devon 社としては、シェールオイル掘削が失敗してもケガ
はしない。
 掘削費用は住商が拠出するし、掘削作業そのものが自社
ビジネスになり潤った。
 しかも掘削が成功すれば収益の7割はDevon社のものだ。

 圧倒的にDevon社に有利、住商に不利な契約構造だ。


(中略)


 住友商事の中村邦晴社長が今年9月末に曰く
「掘ってみると地下の形状が予想以上に複雑だった。

このため採掘にコストがかかることになり、
可採埋蔵量の下振れも余儀なくされた」
とい
うが、掘ってみる前から、目も当てられないようなヒドい
契約構造だったわけだ。


(中略)


平成24年に住商と今回の取引を決めたころ、Devon 社は
資源価格の下落で苦しんでいた。
 ほんらい住商こそ Devon 社の足元を見ることができる立場
だった。

 千歩ゆずって、住商の拠出金はこれでよしとしても(どのみち
Devon 社にはカネがなかった!)、住商の取り分は 30%ではなく
49%を主張できたろう。
「これを受けないなら、本件は御破算とする」という不退転
の決意で交渉したら、きっと勝ち取れていたはずだ。

 そういう不退転の交渉ができなかった最大の理由は、住商
のトップが「何がなんでもまとめよ」と指示したからでは
ないのか。

 率直にいって、平成24年8月に住商がDevon社と合意した
内容は、わたしの勤務先の商社ではふつうでは承認されない。
 リスク管理の部局がけちょんけちょんに非難するだろうし、
法務部も致命的欠陥を指摘するだろう。
 社内じゅうから袋叩きに遭う内容だ。

 しかしわが勤務先とて、かりに社長か会長が
「これでいく。将来展望を踏まえた経営判断だ」
と明言したなら、稟議書は通ってしまう。

 そしていったん稟議書が通ってプロジェクトがスタートした
が最後、目算はずれと分っても、途中でこれから撤退するのは
ふつうの案件よりもずっと難しくなる。
 社長・会長の威信がかかっているからだ。

(中略)

▲ 後記 ▼
 

 組織がおかしな行動を取るとき、しばしばウラにはトップの
メンツを守ろうとする実務部隊のおもんばかり、トップへの媚び
へつらいの構造があるのでしょう。

 朴槿惠(ぼく・きんけい)大統領のメンツを守ろうとする
官僚のおもんばかりと媚びへつらい。
 社長のメンツを守ろうとする社内のおもんばかりと媚び
へつらい。

 ともに墓穴(ぼけつ)を掘るハメに。

 病がどこまでこじれるかは多分にトップの性格・生き方に
左右されるようです。

~~(引用おわり)~~


さすが、商社マンのメルマガなので、
リアリティーがありますね。。

いつも面白い記事を書かれていますので、
是非とうろくどうぞ↓

◎国際派時事コラム「商社マンに技あり!」
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http://archive.mag2.com/0000063858/index.html



【住友商事1700億円の巨額損】の話を読んでの感想ですが、、


1)日本の半端ない交渉力のなさ!!

 これで、TPP交渉でうまくいきそうな雰囲気ありますか?
 営利目的の民間ですら、これですから。。。


2)トップのメンツを守ろうとすると、、
  無茶苦茶な判断になる。


 例えば、アベノミクス。

 日銀総裁は、いまだ景気は復調基調と言ってますよね。。
 まだ、金融緩和でなんとかするつもりですが、
 なんとかなっていません。

 こちら↓
 〇国債購入で予定未達の「札割れ」に ほぼ2年半ぶり、日
 銀金融緩和に黄信号か - 産経ニュース
 http://t.co/PsqJ8pL1IR

 
 日銀の「物価上昇率2%」って、物価が上がればいいと思っている?
 給料が上がらないと、、、

 (拙ブログ参考)
 ●【アホ?】原油安、日銀の「物価上昇率2%」には逆風 、
 原油安の理由知ってますか?
 http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-4547.html
 

実質賃金の急落を受け、産経新聞の田村秀男先生の記事が
とても分かり易いです。↓

【お金は知っている】実質賃金急下降が示す消費増税災禍 
それでも再増税迫る官僚、政治家、学者…
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20141017/ecn1410170830005-n1.htm

最後は、このように締められています。↓

~~(引用はじめ)~~

 円安は即座に物価を押し上げるが、景気を拡大させるまでにはかなり時間がかかるのだ。

安倍首相は、アベノミクスが消費需要、賃金・雇用の拡大サイクルを生み出すまで8%への消費税率アップを延期すべきだった、
というのが、とりあえずの教訓のはずだ。

 1年前、安倍首相に予定通りの増税を進言して、アベノミクスを壊してしまったのに、
さらに増税せよと迫る官僚、政治家、御用学者が跋扈(ばっこ)するこの国はいったいどうなってるのか。
 (産経新聞特別記者・田村秀男)

~~(引用おわり)~~

良い方向に進みますように。。。


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  1. 2014/10/20(月) 12:42:47|
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