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【プーチンの苦悩】ロシアは、ウクライナ東部の併合をのぞまない

メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」2014/5/19号
「プーチンの苦悩(ウクライナ東部をどうする???)」


ウクライナ東部
ルガンスク州とドネツク州の「独立」に関する
「住民投票」が実施され、
圧倒的に賛成となりました。。。


プーチンは、ウクライナ東部は併合したくない・・・

クリミヤのような軍事戦略的なメリットは少なく、


「ロシア政治経済ジャーナル」の本文より転載します。

~~(引用はじめ)~~

<経済的理由>


ハリコフ州の人口は約280万人、ドネツク州は460万人。


この2州を併合すると、ロシアの人口は一気に740万人増える。


同時に、年金受給者が150万人ほど増えることになる。


また、併合した地域の住民がそのことを後悔しないために、莫大
な投資が必要になる。


クリミア併合による資金逃避と経済制裁に苦しむロシアは、この財
政負担に耐えられない。

~~(引用おわり)~~

なるほどですね。


確かに。いきなり、【年金受給者が150万人ほど増える】は困りますね。。


一方、アメリカはどうしたいか、、



~~(引用はじめ)~~


逆にアメリカにとっては、ロシアがウクライナ東部を併合すれば、
喜ばしい。


それで、「プーチンはヒトラーの再臨である!」というプロパガンダ
に説得力がでます。


そして、ロシアを孤立に追い込むことができる。

~~(引用おわり)~~



これも面白いですね。

実はアメリカは、
【ロシアにウクライナ東部も併合して欲しい】


これって、

実は中国は、
【安倍総理に靖国神社を参拝して欲しい】

と考えてみると、スッキリしないですか?


●【靖国参拝】★中国の罠にはまった安倍総理↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20131228140549000.html


その結果↓

(拙ブログ参考)
●【青山繁晴】欧州各国で、安倍総理は、
【ソフトファシスト】と、ひそかに呼ばれている
http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-4301.html


嗚呼、なんという戦国時代。


「ロシア政治経済ジャーナル」で学びましょう↓

(おたよりコーナーで、私のメールを紹介頂きました!
 光栄です。)

== RPE Journal===================================================


ロシア政治経済ジャーナル No.1065 2014/5/19

★プーチンの苦悩(ウクライナ東部をどうする???)
http://archive.mag2.com/0000012950/20140519050646000.html

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!


北野です。


まず、お知らせから。


「ダイヤモンド・オンライン」で、



「ロシアから見た『正義』~反逆者プーチンの挑戦」



という、おもしろい連載をはじめました。


1回目、




<“恐怖の大王”プーチンが日米関係を変えた
日米vs中ロの新パラダイムをどう読むべきか >



は、今日からごらんになれます。


昨年末と、今では、世界情勢が根本的に変わっています。


これを読めば、「何が変わったのか?」「なぜ変わったのか?」が

全部理解できるようになります。


トレンドに取り残されたくない人は、いますぐこちらをご一読くださ
い。

http://diamond.jp/articles/-/53201

(携帯、スマホで見れない場合は、パソコンで試してみてください。)

(●「おもしろかった!」というかたは、「いいね」を押してくださる
とうれしいです。
そして、どんどん拡散してくださいね!)




では、本題。


久しぶりに、ウクライナの話です。



新しい読者さんは、まずダイヤモンドオンライン(北野筆)の記事を
ご一読ください。

(上の記事とは別です。)

基本が全部わかります。↓
http://diamond.jp/articles/-/51671



ウクライナでは、親欧米新政権と、ロシア系住民の多い東部・南部
で「内戦状態」になっています。


そして5月11日、東部ルガンスク州とドネツク州では、「独立」に関す
る「住民投票」が実施されました。


結果はどうだったの?





<ルガンスクでは賛成96%=独立問う住民投票─ウクライナ

時事通信 5月13日(火)0時32分配信


 【ドネツク時事】ウクライナ東部ドネツク州とルガンスク州の親ロシ
ア派が11日に実施した住民投票で、ルガンスク州の投票管理担当
者は12日、事実上の独立への賛成が96.2%、反対が3.8%、投票
率が81%という集計結果を発表した。

ロシアのインタファクス通信が報じた。

ドネツク州と同様、ルガンスク州でも賛成票が圧倒的多数を占めた。>




「独立支持」が圧倒的だったと。


今回の投票は、ロシアに併合されたクリミアの住民投票と比べ「不
正があった」といわれています。


論理的にみても、不可解。


というのは、クリミアの場合、人口の60%がロシア系である。


一方ドネツク州のロシア系住民の割合は、約4割。


それなのに、独立賛成は、89%だというのです。


そんなことがありえるでしょうか?


まあ、ドネツク、ルガンスクは、この結果を持って、クリミアと同じ
道を歩もうとしている。



1、独立宣言


2、住民投票による独立承認


3、ロシアへの編入




問題は、「プーチンはどうなの?」ということ。



▼プーチンは、東部をどうするか決めていない



私は、毎日ロシアのニュースを見ています。


そして、「まだプロパガンダははじまっていないよね」と思います。


説明します。


ロシアの二大テレビ局、1カナルとRTRは、共に国営。


役割は、ロシア国民の意識をクレムリンの望む方向に誘導すること。


それで、プーチンがクリミア併合を宣言する前、圧倒的量のプロパ
ガンダがおこなわれていました。


どんな?


・クリミアはロシア固有の領土である(1783~1954年までロシアに
属していた)


・クリミア住民の6割は、ロシア人である


・ウクライナから民族主義「右派セクター」が来て、クリミア・ロシア
人を虐殺しようとしている



この「同胞が虐殺されようとしている!」という情報が、ロシア国
民の心に響いた。


それで、圧倒的多数のロシア人が、クリミア併合を支持したので
す。


しかし、「東部諸州」についてはどうでしょうか?


なんのプロパガンダも行われず、


「キエフからきた軍隊が、武器をもたない住民を虐殺している!」


という放送だけがされている。


「だから、ロシアはなんちゃらしなければならない!」


というプロパガンダはいまのところ見られません。


これは、クレムリンが「まだ方針を定めていない」ことを示している
のです。



▼三つの可能性



ウクライナ東部をどうするか?


現時点で三つの可能性があります。



1、(クリミアと同じように)ロシアが併合する


2、東部諸州がウクライナから独立する


3、連邦制を目指す(つまり自治の拡大)



一つ一つ見てみましょう。



▼ロシアは、ウクライナ東部の併合をのぞまない



欧米では、「プーチンは、クリミアの次はウクライナ東部を併合し
ようとしている!」とプロパガンダされています。


実際にどうなるかは別として、プーチンはウクライナ東部の併合
をのぞんでいません。


彼は3月18日の演説でこんなことをいいました。



「ロシアを利用してあなたたちを脅す人たちを信じないでほしい。

クリミアのあと別の地域だと叫んでいるような人たちのことだ 」



つまり、「クリミア以外の地域を併合する意志はない」と。



さらに、ラブロフ・ロシア外相は、4月11日、



「(クリミア以外の地域の編入は)ロシアの国益に反する。

我々はウクライナが今の国境線で統一を維持することを望んでいる」



これを「大ウソ」と考えることもできます。


しかし、「損得勘定」で考えると、ウクライナ東部を併合しても、ロシア
にいいことないのですよ。


ダイヤモンドオンライン(北野筆)の記事から転載します。



(●註

今回、独立に関する住民投票が行われたのは、ルガンスク・ドネツ
ク州。

ダイヤモンドでは、ドネツクと【ハリコフ】の話になっています。

しかし、大意は変わりません。)


【転載ここから▼】


<民族構成の違い>


既述のように、クリミア自治共和国の約6割はロシア人。


ウクライナ人は25%しかいない。


一方、独立を宣言したドネツク州は、ウクライナ人が約6割、ロシア人
は約4割。


ハリコフ州は、ウクライナ人が約7割、ロシア人は約25%。


つまり、公正に住民投票が行われれば、「ウクライナ残留派」が勝利
する可能性が高い。



<歴史的経緯の違い>


ロシア帝国がクリミアを併合したのは、1783年。以後170年以上ロ
シアに属していた。


ところが1954年、ソ連の最高指導者だったフルシチョフが、突然「ク
リミアをウクライナに移管する」と決めてしまった。


当時は、ロシアもウクライナも同じソ連の一部だったので問題に
ならなかった。


しかし、ソ連崩壊後クリミアはウクライナ領になり、ロシア人はずっ
とそのことに怒りを抱きつづけていた。


一方、独立を宣言したハリコフやドネツクは、少なくともソ連成立
以降ずっとウクライナに属していた。


要するに、ロシアが両州を「わが国の領土」と主張できる根拠が乏
しい。



<経済的理由>


ハリコフ州の人口は約280万人、ドネツク州は460万人。


この2州を併合すると、ロシアの人口は一気に740万人増える。


同時に、年金受給者が150万人ほど増えることになる。


また、併合した地域の住民がそのことを後悔しないために、莫大
な投資が必要になる。


クリミア併合による資金逃避と経済制裁に苦しむロシアは、この財
政負担に耐えられない。



<安全保障上の理由>


クリミアには、ロシアの「黒海艦隊」があるが、ハリコフ、ドネツク
にはない。


【転載ここまで▲】



特に、「経済的理由」は大事ですね。


すでにロシアが併合したクリミア共和国、人口約200万人。

セヴァストポリ市35万人。


今回、「独立に関する住民投票が行われた」


ルガンスク州、人口約240万人。


ドネツク州、約460万人。



200万 + 35万人 + 240万人 + 460万人 = 935万人


一年でこんだけ人口が増えたら、ロシアの財政負担はどれだけに
なるでしょうか?


年金の支払いだって大変なのです。



さらに、クリミアと違って、ルガンスク、ドネツクは、ウクライナ人が
過半数を占めている。


ロシアが併合したら、ウクライナ人が抵抗武装勢力を組織し、治
安が悪化する可能性もある。


さらに、欧米は、「やはりプーチンの前世はヒトラーだった!」とプ
ロパガンダし、制裁を強めるでしょう。


ロシア経済は、既に経済制裁と資本逃避で、打撃を受けている。


今年マイナス成長になる可能性が強い中、さらなる制裁は回避
したいところなのです。



以上、ロシアは、ウクライナ東部諸州を併合したくない。


しかし、親欧米新政府軍が、東部のロシア系住民を殺しつづけれ
ば、ロシアで、「同胞を救え!」「プーチンはなにやってる!」と
批判が強まっていく。


だから、この可能性も、全然なしとはいえません。




▼東部諸州、ウクライナから独立?




もう一つの可能性は、


ウクライナ東部諸州が、独立する。


つまり、ロシアに併合されることなく、事実上の「独立国家」になる。


前例もあります。


08年8月、ロシア-グルジア戦争がありました。


その時、南オセチアとアプハジアは、どさくさに紛れてグルジアか
ら独立した。


そして、ロシアは、「国家承認」してしまった。


国際社会では、ほとんど「独立国家」とみなされない南オセチアと
アプハジア。


しかし、「事実上の」独立国家であることにかわりありません。



ウクライナ東部諸州が独立する。


ロシア最大のメリットは、「年金を払わなくていい」ということで
しょう。


もちろん、できる限りの支援を行いますが、併合した場合とくら
べれば、


「自分(ロシア)の懐具合を考えながら」


できる。


ロシアは、併合したクリミア住民の生活レベルに責任をおわなけ
ればならない。


しかし、ルガンスクとドネツクが「独立」した場合、ロシアは彼らの
生活に責任をおう義務はありません。


現時点では、一番可能性が高いのは、これです。




▼ロシアは、ウクライナ連邦制を目指すが・・・



現在、これがロシアの公式的立場です。


ロシアのメディアでは、東部武装勢力のことを、フィデラリスト
(連邦制主義者)

と表現しています。


連邦制ってなに?


要するに、「ウクライナ東部に、もっと『自治権』を与えろ!」と
いうこと。


そして、特に「ロシア語を第2公用語として維持せよ!」という
こと。


東部は、親欧米新政権が「ロシア語を禁止する!」と宣言した
ので、怒っているのです。



少し前まで、東部の人たちは、独立をのぞまず、連邦制をもと
めていました。


ところが、キエフが軍隊を送り、東部民間人の犠牲者が日ごと
に増えている。


それで、東部ロシア人ばかりでなく、ウクライナ人も、新政府に
愛想をつかしはじめています。


「連邦制」を要求する声はだんだん小さくなり、「独立」を求める
声が、ますます大きくなっているのです。




▼で?




こうやってみると、ロシアにとってもウクライナにとっても一番
穏便なのは、



1、連邦制の導入(東部だけ、ロシア語を第2公用語として維持
する)



それがダメなら、



2、東部諸州、事実上の独立(可能性は一番ある。)




最悪なのは、



3、ロシア、ウクライナ東部諸州を併合



となります。


逆にアメリカにとっては、ロシアがウクライナ東部を併合すれば、
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日本はどうやって、中国から尖閣を守り、同時にアメリカから自立
できるのでしょうか?


この本を読めば、全部わかります。










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●【日経ビジネス】の書評はこちら。

http://rpejournal.weblike.jp/nikkei_business_20140203.pdf




↓●おたよりコーナーへ
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★Oさまからのおたより


北野さま

いつもありがとうございます。

既にご存じかも知れまえんが、
元マイクロソフト社長の成毛 眞さんが、
スノーデン本のレビューを書かれています。

こちら↓

〇『暴露 スノーデンが私に託したファイル』
世界24カ国同時発売  世界最速レビュー
http://honz.jp/articles/-/40445

~~(引用はじめ)~~

本書を読むまではスノーデンという人物は所詮、
軍に群がる企業に雇われた臨時プログラマー程度ではないかと思っ
ていた。

それが国家とメディアによって作られた幻影であることも良くわかる
本でもある。

中国や北朝鮮などの独裁国家では国に反逆するものには精神障
害などとされることがある。

アメリカも例外ではないとするならば、
あらためて日本の風景を眺めて見る必要があるかもしれない。

~~(引用おわり)~~


プーチンからアメリカへの逆襲が始まるか・・・
というような気もしました。

とても気になります。

失礼しました。


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RPEジャーナル
北野幸伯



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私も会社帰りの疲れた(笑)、通勤電車でも読めます。

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私の「書評」はこちら↓

●【書評の書評】「日本自立のためのプーチン最強講義」
【安倍総理支持の方に読んで欲しい】
http://news.ap.teacup.com/nippon_iikuni/1139.html


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  1. 2014/05/21(水) 17:27:38|
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