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【世界史的大変化?】アメリカとイランが仲直り? そして中国包囲網。日本超ラッキー!! 

昨日(2013/11/28)の
メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」を読みました。


全然知らなかったのですが・・・

11月24日に
【イラン核協議で画期的合意】がなされています。


アメリカがイランに対して、

欧米一体化した太陽政策によって、
イランと中国を引き離そうとしているようです。

これは、日本にとって超ラッキーですね。


中国の「防空識別圏」設定のタイミングは、
日本にとって最高だったかも知れません。



「アメリカの変節」の証拠・理由をご確認ください。↓


== RPE Journal===================================================

ロシア政治経済ジャーナル No.989 2013/11/28


★世界史的大変化が起こっているようです
http://archive.mag2.com/0000012950/20131128000000001.html

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。




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わりとひっそり、世界史的大変化が起こっているようです。

どこで?


▼イラン戦争の可能性が激減した?


世界史的大変化とはこちらです。




<イラン核協議で画期的合意、5%超のウラン濃縮停止

AFP=時事 11月24日(日)17時31分配信

【AFP=時事】スイス・ジュネーブ(Geneva)で開かれていたイラン
の核開発問題をめぐる欧米など6か国とイランの協議は24日、イ
ランが活動の一部を縮小することで画期的合意に達した。

バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、合意がイラン核問
題の解決に向けた「重要な第一歩」だと強調した。

イスラエル首相、イラン核協定の調停に「重大な懸念」

 米ホワイトハウス(White House)が公表した合意内容によると、
イランは5%超のウラン濃縮活動を停止する。

欧米は引き換えにイラン制裁を緩和し、これによりイランは70億
ドル(約7100億円)余りを手にする。

イランが合意を順守する限り、欧米などは向こう6か月間、新た
な制裁を見合わせる。>



ポイントは、

・イランは5%超のウラン濃縮活動を停止する

・欧米はイラン制裁を緩和する

・制裁緩和によりイランは約70億ドルを手にする

・イランが合意を守る限り、6か月間新たな制裁は行わない



これだけ読んでもよくわかりませんが、結局何が合意されたかとい
うと。



イランは、国際原子力機関(IAEA)の監視のもと、平和的核技術(
つまり原発)を発展させていくことを許可された



ということなのです。

なんでそれが「歴史的なの?」

ややこしい話になりますが、できるだけわかりやすくお話できるよ
う努力してみます。


▼イランバッシングの真の理由は、「核兵器開発」ではなかった


皆さん、この三つについてご存知でしたか?


1、イランは、一度も「核兵器保有」の意思を示したことがない
(核開発は、「原発用だ」と一貫して主張)

2、アメリカも、数年前まで「イランは核兵器を開発する意図がな
い」と認めていた

3、核兵器開発が「戦争」の理由になるのなら、真っ先に攻撃さ
れるべきは、イランではない



順番に見てみましょう。

1、イランは、一度も「核兵器保有」の意思を示したことがない
(核開発は、「原発用だ」と一貫して主張)

について、

興味のある方は、過去の新聞記事を調べてみてください。

一応例をあげておきます。

ロイター06年12月5日付に「イラン、核開発計画は最終段階=
大統領」という記事があります。



<【テヘラン5日 ロイター】

イランのアハマディネジャド大統領は5日、同国は核開発計画の最
終段階にきていると述べた。>



「うお! いよいよ、イランも核兵器を持つか???」


ちょっと待ってください。

続きがあります。



<最終段階が何を指すのか具体的には述べなかったが、イランは原
子力発電所で使用する燃料の生産というニーズを満たすことを求め
ていると語った。>(同上)



な~んだ。

原発ね。



2、アメリカも、数年前まで「イランは核兵器を開発する意図がな
い」と認めていた

について。

こちらをごらんください。



<〈イラン核〉米が機密報告の一部公表 「脅威」を下方修正

【ワシントン笠原敏彦】マコネル米国家情報長官は3日、イラン
核開発に関する最新の 機密報告書「国家情報評価」(NIE)の
一部を公表し、イランが03年秋に核兵器開発計画を停止させ
たとの分析結果を明らかにした。>(毎日新聞07年12月4日 )



どうですか、これ?

NIEは、「イランは03年秋に核兵器開発計画を停止させた」と分
析していた。


アメリカだけではありません。

世界の原子力、核エネルギーを管理、監視、監督する国際機関
といえば、IAEA(国際原子力機関)。

そこのトップ、日本人・天野之弥(あまのゆきや)氏は、09年12月
就任直前になんと言っていたか?



<イランが核開発目指している証拠ない=IAEA次期事務局長

【ウィーン 3日 ロイター】 国際原子力機関(IAEA)の天野之
弥(ゆきや)次期事務局長は3日、イランが核兵器開発能力の取
得を目指していることを示す確固たる証拠はみられないとの見
解を示した。

ロイターに対して述べた。

天野氏は、イランが核兵器開発能力を持とうとしていると確信し
ているかとの問いに対し「IAEAの公的文書にはいかなる証拠
もみられない」と答えた。>(ロイター09年7月4日 )



どうですか、これ?

日付に注目。

09年7月です。

これは、もう「ごく最近の話」といってもいいのでは?

09年半ば時点で、IAEAの次期トップが「イランは核兵器開発
を目指していない!」と断言しているのです。

「イランは一度も核兵器保有を目指す意向を示したことがない」
「アメリカもIAEAもつい最近までそのことを認めていた」という
事実。



3、核兵器開発が「戦争」の理由になるのなら、真っ先に攻撃さ
れるべきは、イランではない

について。

アメリカがイランを攻撃したいのは、「核兵器保有を目指している
からだ!」としましょう。

ところで、もうとっくに核兵器を持っているやっかいな国がいませ
んか?



そう、北朝鮮。



みなさんもご存知のとおり、北は06年10月9日に核兵器の実験
をし、世界を驚かせました。



北朝鮮とイラン。



どっちが危険かは一目瞭然です。


北朝鮮は、核兵器を保有している。

実験もしていて、世界中がそのことを知っている。


イランは、核兵器を保有していない。

また、核兵器を保有する意志を一度も示していない。


事実、イランは、北朝鮮の核実験を非難しています。

例えば、06年10月10日付ロイター。


<イランが核兵器の所有を非難、北朝鮮の地下核実験で

【テヘラン 10日 ロイター】 イラン政府のエルハム報道官は10日、北
朝鮮の地下核実験発表に関し、イランはいかなる国の核兵器所有に
も反対すると述べた。>



以上三つの理由から推測できること。

それは、「アメリカがイランを攻めたいのは、『核兵器開発』が理由で
はなかろう」ということ。


そうではなく、(第2次大戦時の日本やイラクの時同様)


「アメリカは、戦争をしたいから、『核兵器開発』を口実にしているのだ
ろう」

と、わかるわけです。


じゃあ、なんでアメリカはイランと戦争したかったの?


▼アメリカがイランと「戦争したい理由」はたくさんある


1、ドル体制防衛

イラクのフセインが2000年、「原油の決済通貨をドルからユーロ
にかえる!」と宣言し、実際にかえてしまった事実はよく知られ
ています。

そして、それが「イラク攻撃の理由の一つだろう」といわれている。

イランはどうなのでしょうか?

この国も「ドル体制」に挑戦しています。


こちらをごらんください。



<イラン、原油のドル建て決済を中止=通信社

【テヘラン 8日 ロイター】 イラン学生通信(ISNA)は8日、
ノザリ石油相の話として、同国が原油のドル建て決済を完全
に中止した、と伝えた。

ISNAはノザリ石油相からの直接の引用を掲載していない。

ある石油関連の当局者は先月、イランの原油の代金決済の
「ほぼすべて」はドル以外の通貨で行われていると語ってい
た。>(ロイター07年12月10日)



2、石油、ガス

みなさん、グリーンスパンさんの衝撃発言、覚えておられますか?



<「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露

【ワシントン17日時事】18年間にわたって世界経済のかじ取りを担
ったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長(81)が
17日刊行の回顧録で、2003年春の米軍によるイラク開戦の動機
は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政権を慌てさせている。>

(時事通信07年9月17日 )



アメリカ・エネルギー情報庁によると、2010年時点で、イラクの原
油確認埋蔵量は、1150億バレルで世界4位。

では、イランは?

なんと、1376億バレルで世界3位。

ちなみにイランは、天然ガス埋蔵量でも世界2位。

世界有数の資源大国なのです。

アメリカとしては、当然この国の資源を独占したかったことでしょ
う。



3、公共事業

ルーズベルトの「ニューディール政策」を思い出してください。

このかたは、初めてケインズ理論をとりいれ、大々的に公共事業を
したのです。

しかし、ルーズベルト最大の公共事業とは、「第二次世界大戦」で
した。

おかげで、アメリカは大好況になった。

以後、アメリカは、景気が悪くなるたびに戦争を繰り返してきました。

IT バブルがはじけた直後にアフガンを攻め、その戦争が終わる前
にイラク戦争を始めた。

オバマが、ルーズベルトの歴史を知っているのなら、「戦争による
景気浮揚を」と考えても不思議ではありません。



4、イスラエル防衛

イランが「核兵器保有」を目指していないとしても、イスラエルにと
って最大の敵であることにかわりはありません。

イスラエルは、ブッシュを使って、「アフガン」「イラク」を攻撃させた。

オバマを使って、「リビア」のカダフィを殺させた。

イスラエルは、どうしてもアメリカにイランを攻撃させたいのです。


5の理由については後述。



▼アメリカは、シリア、イラン戦争をあきらめた?


さて、上記のような理由で、イランとその部下シリアを攻めたか
ったアメリカ。


口実は、皆さんご存知のように、「イランは核兵器保有を目指して
いる!」です。


これは、「今核兵器がある」という話ではなく、「核兵器をもつ『意
図』がある」という話。


つまり、イラン指導部の「心の中」の話です。


アメリカは、その意図を証明できないかわりに、イランも「心の中
で核兵器開発を考えていない」と証明もできない。


(もちろん、「核兵器開発するぞ!」と指導部が会議をしていた。
それをアメリカが盗聴、録音した、というなら話は別です。
しかし、そういう話は出てきていません。)



要するに「イチャモン」「イイガカリ」の類なわけです。


しかし、アメリカ+5か国とイランが今回「合意」に達した。


これは、つまり


「アメリカはイランと戦争する気がなくなったのではないか?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と思えるわけです。


直接の原因と思われるのは、「シリア戦争計画」の挫折です。


今年8月27日、アメリカ、イギリス、フランスは、「アサドが化学
兵器を使った!」ことを理由に、「シリアを攻撃する!」と宣言し
ました。

しかし、主にプーチン・ロシアに阻止された。

プーチン・ロシアは、


・化学兵器を使ったのは、アサドではなく、「反アサド」である!

・「反アサド」は、アサド派の兵士を殺して、心臓を食べる映像
を世界に流している

とうてい「人権」や「民主的価値」を重んじるようには思えない

・反アサドの中には、9.11を起こしたとされる「アルカイダ」がい
る。

アメリカ国民の敵をアメリカが支援するのはおかしい


などなど、不都合な事実をドンドン公開し、オバマを追いつめてい
きました。


この経験は、アメリカにとって衝撃だったのでしょう。


それに、これからアメリカが、シリアやイランを攻撃しようにも、
必ずロシア、中国が安保理で「拒否権」を使って反対するでしょ
う。


つまり、アメリカは「合法的な戦争」ができなくなっているのです。

(もちろん、どこかの国がアメリカや同盟国を攻めた場合は、自
衛権を行使できるが・・・。)


では、国連安保理を無視して攻撃したらどうなるの?

03年、アメリカは、安保理で常任理事国フランス、ロシア、中国
が反対しているにも関わらず、イラクを攻めた。


結果、アメリカの威信は失墜し、「ブッシュはビン・ラディンとなら
ぶ世界平和の脅威だ!」ということになった。

だから、同じ過ちを繰り返したくないのでしょう。



▼より根本的な理由


より根本的な理由について触れておきます。

アメリカがイランを攻撃したい理由を4つあげました。

しかし、現在はかなり状況が変わっています。



1、ドル体制防衛

これについて、中国とロシアが中心となり、「ドルはずし運動」が
強力に行われています。

アメリカがいまさら「イランの決済通貨」をかえたところで、「焼石
に水」状態になっている。



2、石油、ガス

シェール革命により、アメリカは、「エネルギー自給率100%」の
みならず、

「資源輸出国」になるという展望が見えている。

これはつまり、「資源のために中東を支配する意味が薄れた」こ
とを意味しています。



3、公共事業

戦争は、アメリカにとって最強の公共事業ですが、シリアのケー
スをみればわかるように、

簡単に戦争をはじめられない状況になっている。

必ず、中ロに邪魔される。

インチキな理由は、このIT時代、すぐ暴露されてしまう。



4、イスラエル防衛

アメリカがシリア攻撃をやめたこと。

米英仏ロ中独が、イランと合意にたっしたこと。

イスラエルは、激怒しています。

これはなんでしょう?

シェール革命で、アメリカにとって、中東の重要度が減った。

それで、「イスラエル守る意味ないよね」となったのでしょう。

特にオバマは、イスラエルに冷淡な大統領として有名です。


▼対中国では?


さて、最後に「後述」と書いた「アメリカがイランを攻めたい理由
5」に触れておきましょう。


08年にはじまった「100年に1度の大不況」。


これで、「アメリカ一極世界」は崩壊し、「米中二極時代」がはじ
まりました。


落ち目のアメリカは、なんとか覇権を維持したい。


中国は、隙あらばアメリカから覇権を奪いたい。


で、「米中覇権争奪戦」における「中東」とはなにか?


そう、「資源供給地」です。


中東の民衆は、イスラム教徒で、アメリカを嫌っている。

しかし、トップは、ほとんど親米なのです。


反米の国もあり、その代表が、イラクとイランでした。

しかし、イラクのフセイン政権は倒れた。


残るイランを攻略すれば、不安定ではありますが、アメリカの
中東支配は(おおむね)完了します。


するとどうなります?


米中の対立がエスカレートしてきた。

その時、アメリカは中東産油国を脅迫し、中東→ 中国への原
油の流れをカットできることになる。


中国は、「ABCD包囲網」にやられた日本のごとく、戦争をする
エネルギーがなくなってしまいます。


もちろん中国もそんなことわかっている。

それで中国は、陸続きの資源大国ロシアやカザフスタンとの
関係改善を急いできた。

さらに、資源が豊富な南シナ海の侵略を急いでいるわけです。



今回、アメリカは、イランと合意した。

戦争は遠のいた。

これはなんでしょうか?


味方にするのに、武力を使う必要はないですね。

いままでは、「石油・ガス利権」を狙っていたので、武力をちらつ
かせていた。


しかし、シェール革命で「石油・ガス利権」の重要度が下がった
今、

アメリカは、北風政策をやめて、太陽政策に転じることも可能。


欧米一体化した太陽政策によって、イランと中国を引き離そうと
いうのでしょう。


▼結論


長々と書いてきましたが、「世界史的大変化」とは結局なんなの
か?


1、アメリカは、中東への干渉を大幅に減らしていく方向。


そして、


2、アジアにそのパワーをシフトさせる。


なんのために?



3、覇権を目指す中国を包囲し、崩壊させるために。



そういえば、こんな出来事がありました。



<尖閣含む防空識別圏、米が中国に「強い懸念」

読売新聞 11月24日(日)18時53分配信

 【ワシントン=今井隆】米ホワイトハウスは23日、中国が沖縄県・
尖閣諸島を含む東シナ海に防空識別圏を設定したことについて、
中国政府に「強い懸念」を伝えた。

 ケリー国務長官、ヘーゲル国防長官もそれぞれ声明を発表し、
中国を強くけん制した。

米政府は日本政府と協議し、対応策を検討する。

 ヘーゲル氏は声明で「(米国の対日防衛義務を定めた)日米安
全保障条約第5条が尖閣諸島に適用されるという米国の長年の
政策を再確認する」と述べるとともに、「中国の今回の発表によっ
て、米国の地域での軍事作戦のあり方が変わることは全くない」
と、中国にくぎを刺した。

日米関係筋によると、国防長官名で公表した文書に

尖閣諸島への「5条」適用を明記したのは、極めて異例だ。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



とまあ、中国にきわめて強気で、明確に日本の味方なのです。


(中東では弱気、アジアでは強気。)


いずれにしても、アメリカが中東からアジアにシフトしてくる。


日本にとっては、とても都合のいい状況になってきました。


もちろん、安倍総理の貢献も大であります。


消費税引き上げとかTPPとか、いろいろありますが、この件では、
総理に心から感謝したいと思います。



今回の話、とても大切ですが、メルマガという媒体では、詳細を
話すことができませんでした。


もっと詳しく知りたい方、

日本が中国の脅威をかわしながら、ちゃっかりアメリカから自立
する方法を知りたい方。

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是非こちらをご一読ください。

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  1. 2013/11/29(金) 13:59:27|
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