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【やばーい!!】竹中平蔵氏の移民推進論 「産業競争力会議の政策は100%実施??」



本日(2013/07/26)のメルマガ『三橋貴明の「新」日本経済新聞』の記事
「【施 光恒】竹中氏の移民推進論」( http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/07/26/se-18/ )
を読んで、【やばーい!!】って思いました。


今、竹中平蔵氏の移民推進論が、結構話題になっているそうです。

こちら↓

田原総一郎×竹中平蔵対談 【下】 
「移民の受け入れなどタブーなき議論をすれば人口減少下でも経済成長は達成できる」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36315?page=4


参議院選挙に勝ったと思ったら、

どんどん新自由主義的な政策を進めていきそうにに感じます。

昨日の日経でのニュース2本のタイトルだけでも読んでください。


〇日本郵政、米アフラックと提携 がん保険を共同開発 TPPの焦点 米側に配慮(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF2400X_U3A720C1000000/


〇特区で雇用規制緩和 政府検討、残業・解雇柔軟に
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS24042_V20C13A7MM8000/


産業競争力会議の議論したことは、
全部やっちゃうよ、って感じがします。

こちら↓

(拙ブログ参考)
●【産業競争力会議・民間経営者8人の主張】
「解雇規制の緩和」「TPP推進」「外国人の労働・移民手続き見直し」
http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-3196.html


そう、「外国人の労働・移民手続き見直し」も
やりたいようです。。。


ある意味、
民主党政権が稚拙だったお蔭で、
売国的な法案も潰せたのかも知れませんが・・・


自民党になると、
本当にスピード感をもって、やられてしまいそうです。(怖い)


TPPにしても、もっと自民党がだったら、
とっくに交渉参加してたんでしょうね。。


今回の「移民推進」にしても、
民主党政権時代も話題になり、
反対する人が多かったと思います。


拙ブログでも、何度も取り上げました。

(拙ブログ参考)
●【RPE】日本人が知らないスイスの悲劇
http://news.ap.teacup.com/nippon_iikuni/125.html


ヨーロッパでの移民政策は、誰が見ても失敗だと思います。。。


竹中氏の移民推進論では、
そんなヨーロッパでの移民政策の失敗には触れずに、

オーストラリア、アメリカでの成功をもとに、
日本でも移民を受けれるべきだと。。。


それに対して、

施 光恒先生が分かりやすく、
その間違いを解説してくれています。

是非、是非、ご一読を↓

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□


『三橋貴明の「新」日本経済新聞』  2013/07/26

【施 光恒】竹中氏の移民推進論
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/07/26/se-18/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


From 施 光恒(せ・てるひさ)@九州大学


おはようございます(^_^)/

昨日(25日付)の日経新聞の一面、ご覧になりました?

日本郵政、米アフラックと提携 がん保険を共同開発 TPPの焦点 米側に配慮(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF2400X_U3A720C1000000/

(日経新聞の記事は、会員登録をしないと最後まで読めませんので下記に産経の記事も貼っておきます。)


日本郵政、米アフラックと提携拡大 TPP参加で米政府に配慮(産経)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130725/fnc13072501420000-n1.htm

日経の記事を読んで、少々我田引水で恐縮ですが、『TPP 黒い条約』の中野剛志さんの「序にかえて」の文章を思い出しました。
http://shinsho.shueisha.co.jp/nakano/read01/#1

***
(TPP賛成論者の)…歪んだ「論の進め方」は、何もTPP問題に限らず、他の政治・経済の論争から、職場や近所づきあいにいたるまで、あらゆるところに見られるのではないだろうか。私には、こうした傾向は、日本人の国民性によるものではないかとすら思われる。

と言うのも、稀代の批評家である福田恆存が、「日本および日本人」の中で、次のように述べていたからである。「日本人にとつて、どつちが正しいかといふことは二義的なことなのです。大切なのは摩擦といふ醜い状態から早く脱して、和合に到達することであります」。
***

中野さんが引用している福田恆存(ふくだ・つねあり)の上の言葉、まさに今回の件もあてはまりますね。
日経新聞も昨日の一面の記事のなかで次のように書いています。

「…日本郵政の新規業務進出問題がくすぶり続ければ、円滑な交渉の阻害要因になる恐れがあった。日本郵政グループが独自開発を見送り、米保険大手の商品を販売することで、米側の保険分野での懸念はひとまず解消する見通し。…」

まさに摩擦が嫌なんだとしかいいようがないですよね。「円滑な交渉の阻害要因」になることを恐れて、「公正な自由貿易」「日本国民の便宜のため」などの大義名分をあっさり棄て去り、日本国民の莫大なお金が米国側に流れるという不利益も簡単に受容するわけですから。「円滑な交渉」自体が、目的になってしまっているようです。

それに、ホントTPPって、内実は自由貿易でもなんでもないですね。単なる、利益の帝国主義的な奪い合いですね。

今後のTPP交渉や日米二国間交渉の行方が思いやられます…。「交渉」と呼べるものになるんですかね…。本格的交渉に入る前に、すでに譲歩しまくりです。
(-_-;)

導入だけで長くなってしまいました…
(^_^;)

今日の本題はこちらです。
最近、ネット掲示板やツィッターで、竹中平蔵氏の移民推進論が、結構話題になっていました。

田原総一郎×竹中平蔵対談 【下】 「移民の受け入れなどタブーなき議論をすれば人口減少下でも経済成長は達成できる」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36315?page=4

この対談記事のなかで、竹中平蔵氏は、日本も経済成長のために移民受け入れの検討を始めるべきだ、それをしないのはおかしい、と発言しています。

かなり好き勝手なことを議論していますので、ツッコミを入れてみたいと思います。

***
「竹中
それと、本当に10年、20年のタームだと、移民を受け入れればいいんですよ。それで、普通はアメリカでもオーストラリアでも成長戦略を議論する場合には、必ず最初に移民の問題を議論するんです」。
***

ここ、なんでアメリカとかオーストラリアを例にあげるんですかね。アメリカやオーストラリアのような新興移民国家と、古来、日本人が定住してきた伝統的国家・日本とは、まったく国柄が違います。せめて、フランスとかイギリスとかを例にしてほしいものです。

また、田原総一郎氏は、「移民に反対する議論」として次のようなものがあると述べています。ここもヘンな議論なので、引用します。

***
田原
ただ、移民に対する反対の議論としては、「日本は島国なんだ、ヨーロッパみたいに山ひとつ川ひとつで国境が隔てられているなら元々いろいろな民族が入ってきているからいいんだろうけど、日本は島国で周りは海なんだから移民は無理じゃないか」という議論がありますね。これはどうですか?

竹中
オーストラリアも島国ですよね。大きな島国なんですが、オーストラリアの最大の戦略は移民戦略です。イギリスにも移民はいます。だから、為にする議論ですね。とにかく「イヤだから」ということで島国だとか言っているのが見え見えの議論なので、もうちょっと考えたほうがいいと思いますね。

田原
なんでそういう議論がまともにできないんだろう?」
***

常識的感覚からすれば、田原氏と竹中氏の議論のほうが「まとも」ではないですよね。
「島国だから移民は無理」という移民反対論は、私はあまり聞いたことはありません。あるとしてもあまり重要な批判ではないでしょう。

それよりも、田原氏がまともな対談者だったら、竹中氏のような移民賛成論者には次のように問うべきでしょう。

「ヨーロッパの国々では、移民や、移民の子孫の統合がうまくいかず、暴動などの社会問題が頻発しています。その点について、どうお考えですか?」

周知のとおり、ヨーロッパでは移民にまつわる社会問題が深刻化しています。移民政策導入の是非を真面目に考えるのなら、まずヨーロッパの事例を検討するのが先でしょう。
ヨーロッパの移民問題に関する最近のニュースを少しだけあげてみます。

スペインで中華系住民への風当たり強く...政府は誘致に熱心、一般市民は「帰れ!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130724-00000003-xinhua-cn
移民大国スウェーデンで暴動相次ぐ 募る不満、どうなる欧州の寛容政策
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130528/erp13052807410001-n2.htm
焦点:移民大国スウェーデン、暴動で露呈した「寛容政策」のひずみ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE94P00820130526?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0

加えて、田原氏のヘンテコな問いかけに対する竹中氏の下記の回答も的外れでしょう。(まあ、問いかけが変ですからここはしょうがないですが…)。

竹中
「オーストラリアも島国ですよね。大きな島国なんですが、オーストラリアの最大の戦略は移民戦略です。イギリスにも移民はいます。だから、為にする議論ですね…」。

ここでも最初に出してくる例は、オーストラリアです。繰り返しになりますが、オーストラリアは、もともと移民国家として出発した国ですし、国土は広大で、人口は少ない国です。日本とは置かれている状況が違いすぎます。

少々意地悪な言い方をすれば、この対談こそ、「日本で移民を推進したいから」ということでオーストラリアとか言っているのが見え見えの議論なので、もうちょっと考えたほうがいいと思います。

それから、これは反論するまでもないような気もしますが、あまりに盛った話だと思いますので一言だけ。

***
竹中:…たとえば私の学生、とくに女子学生なんかに「いちばん欲しいものは何か」と聞くと、ほとんどの人がメイドさんだっていいますね。だって自分が働くには必要ですから…。
***

( ゚Д゚)ハァ? これ、ありえんでしょう。

私も日々、女子学生と接していますが、いくら将来バリバリ働きたいという子でも、「(外国人の)メイドさんが欲しい」なんていう意見、聞いたことがありません。「ほとんどの人が」と竹中氏は言っていますが、いったいどういう学生に囲まれているのでしょうか。

「信頼できる保育所があればなあ」とか、(半ば冗談めかして)「専業主夫になってくれる彼氏がいればいいなあ」という意見はまああると思います。ですが、「メイドさんが欲しい」はまずないでしょう。

自分が働くために、(おそらくフィリピンなどからくる)外国人のメイドを雇って家事労働をやってもらいたいというのは、平等を重んじる日本人の発想からは出にくいと思います。いくらなんでも、話を盛りすぎでしょう。

という具合に、竹中氏と田原氏の対談に突っ込みを入れていたら、ここまででだいぶ長くなってしまいました。

本当は、現代の政治理論における、自由民主主義の立場からの移民推進反対論について紹介しようと思っていたのですが…。タマには政治学者らしいところをお見せしようと思いまして…
f(^_^;)

次回のメルマガで、お話しします。

今回はこれで。尻切れトンボで失礼しますた…。
猛暑が続きますが、ご自愛のうえお過ごしください。
<(_ _)>

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  1. 2013/07/26(金) 12:45:22|
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