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【元CIA職員】ロシアに政治亡命申請、プーチン「米国を傷付けることをやめることが条件だ」(笑)?!



昨日(2013/7/2)のメルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の記事
「なぜプーチンは、元CIA職員スノーデンを守るの?」は面白かったです!!

今、世界中が注目のこの事件です。

~~(引用はじめ)~~

<スノーデン氏、ロシアに政治亡命申請=プーチン大統領は条件設


ウォール・ストリート・ジャーナル 7月2日(火)10時56分配信

 【モスクワ】米政府の個人情報監視活動を暴露した元中央情報局
(CIA)職員のエドワード・スノーデン容疑者が、ロシアに政治亡命を
申請したことが1日、明らかになった。

プーチン・ロシア大統領は、スノーデン氏が米国の情報機関の活動
の暴露を止めた場合に限り、亡命を受け入れる可能性を示唆した。>



だそうです。

受け入れ条件については。



<プーチン大統領は1日午後モスクワで記者会見し、米国からのス
ノーデン氏の引き渡し要請には「応じるつもりはない」と言明した。

しかし同時に、同氏の政治亡命を受け入れるかどうかについては、

「ただ一つ条件がある。

それは、私が言うのは奇妙かもしれないが、

米国を傷付けることを目的とした行動を止めることだ」と述べた。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ホント、「奇妙」というか、笑えますね。

ロシア人は「プーチン、よくやった!」という反応です。

「よくやった!」というのは、「引渡し拒否」について。


(しかし、スノーデンさんはこの条件が不満で、ロシアへの
亡命申請は取り下げたそうです。)


今回は、なぜロシアや中国が、スノーデンさんを守るのか
考えてみましょう。

~~(引用おわり)~~


プーチンが守る理由は、
是非、全文をご覧ください。(下記に転載しています。)
http://archive.mag2.com/0000012950/20130703100529000.html


そして関連した記事で面白かったのは、


東田剛こと、中野剛志先生(だと思います)の
こちらの記事です。

---
■【東田剛】ゾッコク・ジャパン
『三橋貴明の「新」日本経済新聞』 2013/07/03
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/07/03/korekiyo-51/

スノーデン氏が米国家安全保障局(NSA)の監視計画をばらした事件は、
ドイツのシュピーゲル誌などが、
EU、ドイツ、日本なども監視されていたと報じたので、さらに騒ぎが拡大しました。

特にドイツは、毎年約50万件の電話やインターネットの情報をとられていたとか。
欧州各国は、当然、激怒してます。

シュピーゲル誌によると、米国は、友好国の中でも、
英・豪・加・NZの四カ国は「第二国」として監視対象から外し、
独・仏・EU・日などは「第三国」として監視対象にしてたそうです。

(中略)

それにしても、ガーディアン紙など海外メディアは、情報の出し方が凄くうまいですね。

6月上旬の米中首脳会談で、オバマが周近平にサイバー攻撃をやめるように強く要求したら、
そのタイミングで、NSAによる市民監視を暴露し、オバマの面目丸つぶれ。

米政府が「「テロ対策として必要だった」と言い逃れようとしたら、
今度は、欧州や日本といった友好国や同盟国まで監視されていたことを暴露し、
テロ対策という言い訳も潰しました。

しかも、まだ出てないネタがあるみたいです。


窮地のオバマは、監視活動について情報提供すると言ったかと思うと、
「同盟国の考えを探ろうとするのは、
どの国も行っていることだ」と開き直ったりと、ほとんど橋下状態。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96009320130701

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE96105I20130702


もう、オバマ外交、ぼろぼろ。

米国だけ特別だという独善的な例外主義(exceptionalism)の限界をもろに露呈しています。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95H03920130618?sp=true

怒り心頭の欧州は、
「相互信頼がない状態で、欧米FTA交渉なんか冗談じゃない」と言い始めています。

そりゃ、そうだ。
http://www.afpbb.com/article/politics/2953752/10990744

もっとも、欧州だってカマトトではないので、
当然、交渉ポジションを有利にするために、この問題を武器にしているという面はあります。

また、欧州市民はプライバシー権に敏感なので、
政治家たちも厳しい対応をとらざるを得ないということもある。

しかし、やはり、
米国の例外主義的な価値観に反発しているという側面が一番強いとみるべきでしょう。

大揺れの欧州に比べて、日本での反応は、驚くほど軽い。

日本政府の対応について、菅官房長官は、
盗聴の有無について調査していると言うだけ。

それどころか、調査に関して「日本政府の及ばないところについては米国に要請している」のだそうです。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013070100776&g=soc
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070200386

欧米FTAと違って、TPP交渉には、何の影響もなさそうですね。

米国による盗聴・監視が報じられた日、
甘利大臣は、交渉官たちに「交渉をリードしろ」と無理筋な訓示を垂れています。

米国による暗号解読が判明したのに、真珠湾攻撃を指示しているようなものです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130701/k10015716141000.html

しかも、甘利大臣、TPP交渉への影響について
「直接的には関わりはない」と、気にすらしてません。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013070200440


日本の政府や国民は、何で、こんなに平然としているのでしょう。
それは、やはり国家意識が希薄だからでしょう。

TPPによる主権の侵害が平気なら、
米国の盗聴・監視による主権の侵害も平気だということです。


ところで、米国は、こんなゾッコク・ジャパンの何を恐れて、
盗聴・監視をしてたのでしょう?


う~ん、何だろう。安倍政権の右傾化かな?

そういえば、元外務審議官の田中均氏が、
海外で安倍政権の右傾化が懸念されていると述べ、
参院選後の歴史問題の再燃を牽制しました。
http://mainichi.jp/select/news/20130612ddm005010116000c.html


これにお怒りの安倍首相は、
フェイスブックで、田中氏を、「外交を語る資格なし」と断じました。
http://mainichi.jp/select/news/20130614ddm005010135000c.html


でも、安倍さんとアメさんのお友達の塩崎政調会長代理は、
米国に「参院選後も、歴史問題とかじゃなく、
経済再生を優先しますので心配しないでください。構造改革も約束します」と言いに行ったようですよ。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN0200M_S3A700C1000000/

(転載終わり)
---


せっかく、アメリカの弱みを握ったのに、
日本はスルーですね。。。。

これは、確かにゾッコク・ジャパンですね。

欧州に見習って、強かな外交をしてもらいたいです。



あと、光栄にも、
私のメールが、「ロシア政治経済ジャーナル」の
【おたよりコーナー】で紹介されています!!


北野さま、ありがとうございます!!


紹介された内容は、

青山繫晴さんの
「オバマさんが米中首脳会談のあとに、
日本にやさしくなった理由」の解説についてです。

そちらもご覧いただけると嬉しいです。


でわ、旬な話題の
「なぜプーチンは、元CIA職員スノーデンを守るの?」をどうぞ↓

== RPE Journal===================================================

ロシア政治経済ジャーナル No.942 2013/7/2


★なぜプーチンは、元CIA職員スノーデンを守るの?
http://archive.mag2.com/0000012950/20130703100529000.html

================================================================

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



(●習近平の正体がばれた???
詳細は【おたよりコーナー】で! )



皆さん、アメリカの極秘情報を暴露して逃亡したスノーデン
さん(元CIA職員)のことを、きいているでしょう。

そして、彼がモスクワのシェルメチェボ空港にいて、ロシア
に亡命申請したことも。

(2日申請撤回)





<スノーデン氏、ロシアに政治亡命申請=プーチン大統領は条件設


ウォール・ストリート・ジャーナル 7月2日(火)10時56分配信

 【モスクワ】米政府の個人情報監視活動を暴露した元中央情報局
(CIA)職員のエドワード・スノーデン容疑者が、ロシアに政治亡命を
申請したことが1日、明らかになった。

プーチン・ロシア大統領は、スノーデン氏が米国の情報機関の活動
の暴露を止めた場合に限り、亡命を受け入れる可能性を示唆した。>



だそうです。

受け入れ条件については。



<プーチン大統領は1日午後モスクワで記者会見し、米国からのス
ノーデン氏の引き渡し要請には「応じるつもりはない」と言明した。

しかし同時に、同氏の政治亡命を受け入れるかどうかについては、

「ただ一つ条件がある。

それは、私が言うのは奇妙かもしれないが、

米国を傷付けることを目的とした行動を止めることだ」と述べた。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ホント、「奇妙」というか、笑えますね。

ロシア人は「プーチン、よくやった!」という反応です。

「よくやった!」というのは、「引渡し拒否」について。


(しかし、スノーデンさんはこの条件が不満で、ロシアへの
亡命申請は取り下げたそうです。)


今回は、なぜロシアや中国が、スノーデンさんを守るのか
考えてみましょう。


▼スノーデンさんの経歴


まず基本を。

主にウィキから。


エドワード・スノーデンは1983年6月21日、アメリカ・ノースカロライナ
州ウィルミントン市に生まれました。

お父さんは沿岸警備隊に勤務。

お母さんは、メリーランド州連邦裁判所職員。


2004年、20歳で米軍に入隊。

愛国心の強い彼は、イラクで戦うことを志願していたそうです。

しかし、訓練中の事故で軍隊から除名されてしまった。


「祖国を守るためにイラクで戦う」という望みを絶たれたスノー
デンさん。

「捨てる神あれば拾う神あり」というのでしょうか?


なんと、国家安全保障局(NSA)にスカウトされ、メリーランド大学
言語研究センターの警備任務に配属されました。

また、CIAにもスカウトされ、コンピュータセキュリティー関連の任
務に参加。

07年にはスイスに派遣されました。

08年CIAを辞職。


NSAと契約を結んでいたコンサル会社ブース・アレン・ハミルトン
社に転職。

同社の仕事で、訪日したこともあるそうです。


2013年5月時点で、ハワイにあるNSAの拠点「クニア地域シギント
工作センター」に勤務。

システムアドミニストレーターで、機密情報にアクセスできる立場
にあった。


2013年5月、スノーデンは、「病気治療のため」と称し、3週間の休
暇を申請。

5月20日、香港にむかいました。

そして、2013年6月、スノーデンはガーディアン、ワシントン・ポス
ト、サウスチャイナ・モーニングポストから取材を受け、

NSAによる個人情報収集の秘密を暴露します。


▼スノーデンは何を暴露したの?


ひとつは、「プリズム」というやつ。


ウィキから転載。




<PRISM(プリズム)は、アメリカ国家安全保障局(NSA)が運営
する極秘の通信監視プログラムである。

正式名称はUS-984XN。

コードネームは名前の通りプリズムにちなむ。

マイクロソフトの「So.cl」(ソーシャル)、Google、ヤフー(Yahoo)、
Facebook、アップル(Apple)、AOL、Skype、YouTube、PalTalkの、
あわせて9つのウェブサービスを対象に、ユーザーの電子メール
や文書、写真、利用記録など多岐にわたる情報の収集を意図し
ている。

2013年6月6日、ワシントン・ポストの報道によって存在が明らか
となった[1]。>




要は、私たちのメールは読まれているし、スカイプで電話すれば
聞かれているし、

何を検索したか、全部バレバレだというのです。


これ聞いて驚く人もいるし、「やっぱりね」と驚かない人もいるで
しょう。


他にもあります。

ウィキから。



<スノーデンによると、NSAは世界中で6万1000件以上のハッ
キングを行っており、そのうち数百回以上が中国大陸と香港の
政治、ビジネス、学術界を目標として行われ[31]、香港中文大
学もターゲットの一つだったという[32]。

中国へのハッキングは2009年以降に活発化したとした[31]。>




NSAは、国策として世界中でハッキングしている。



<英紙ガーディアンは、スノーデンが持ち出した極秘文書により、
2009年4月のG20首脳会合と9月のG20財務相・中央銀行総裁会
議において[33]、英国政府の通信傍受機関の政府通信本部(GC
HQ)が以下のような情報収集を行っていたことが判明したと報道し
た[33]。

G20を有利に運ぶために、当時のブラウン政権高官の承認の元で
実施されたとした[33]。

各国代表団メンバーのノート型パソコンを通じ送受信される電子メ
ールを情報収集プログラムで傍受[33]。

代表団のスマートフォンに侵入して電子メールや通信履歴を入手[33]。

通信傍受のために、偽のインターネットカフェを設置[33]。
その他、NSAがG20でロシアのメドベージェフ大統領(当時)の衛星
通話の盗聴も試みたとことも報道された[33]。>



そして、つい先日暴露された内容は。



<米NSAの監視、EUも標的か 欧州諸国から非難噴出

CNN.co.jp 7月1日(月)12時0分配信

(CNN) 独誌シュピーゲルは6月30日、米国家安全保障局(NSA)
が欧州連合(EU)などを対象に盗聴などの情報収集活動を行って
いたと報じた。

これに対し、EUや欧州諸国から「事実とすれば大問題だ」と非難が
集中している。

シュピーゲルによると、NSAの監視活動を暴露した米中央情報局
(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者が入手していた極秘
文書に、NSAが米ワシントンやニューヨークのEU事務所、ベルギ
ー・ブリュッセルのEUビルに盗聴器などを仕掛けていたことを示す
記述があった。

また特にドイツの通信記録を集中的に監視し、1日当たり最大で
電話通話2000万件、インターネット接続1000万件のデータを収
集していたことも分かったという。

この件数は中国やイラク、サウジアラビアへの情報活動に匹敵す
る。>






いわゆる仮想敵国ばかりでなく、「同盟国」の監視も行っている。

日本は????





<米、日本大使館も盗聴 政府、米に事実確認要請

産経新聞 7月2日(火)7時55分配信

 菅義偉官房長官は1日の記者会見で、NSAが在米日本大使
館を標的に盗聴などを行っていたと報じられたことに関し、「日本
政府として大使館内を含め、やることは全てやっている。

その上で米国に私たちの及ばないところについて要請をしている」
と述べ、外交ルートを通じて米政府に事実関係の確認を求めて
いることを明らかにした。>



日本大使館もばっちり盗聴されているのですな。



▼スノーデンのその後


一躍世界的有名人になったスノーデンさん。

潜伏先は香港で、アメリカは中国政府に引き渡しを要請して
いました。

しかし、中国はこれを無視。

6月23日、スノーデンはモスクワに向かいます。


時事通信6月29日。




< ◇中国への怒り爆発

 「香港が独自に出境を認めたなんてあり得ない。中国政府の決定
だ」。

カーニー大統領報道官は記者会見で中国政府の事件への関与を
質問されると、怒りをあらわに経緯の説明を始めた。

 米政府がスノーデン容疑者の香港滞在を確認したのは、メディア
へのリークから約5日後の今月10日。

ホルダー司法長官を先頭にあらゆるレベルで香港政府に引き渡し
を迫り、米国内では秘密裏に訴追もした。

 オバマ大統領は7、8両日、カリフォルニア州で習近平国家主席と
膝詰めで会談し、両国の関係改善に着手したばかりだった。

しかし香港側は21日になって書類の不備を伝達。米側が対応に追
われている23日に容疑者は出境したという。>



そして、オフィシャルには、いまだにモスクワ・シェルメチェボ空港内
トランジットエリアにいることになっています。

しかし、世界中のメディアが同空港に訪れ、躍起になって探している
にも関わらず、見つからない。

それで、「(ロシアの諜報機関)FSBが保護しているのでは?」という
うわさもあり、私もそう思っています。


そして、7月1日。




<スノーデン氏、ロシアに政治亡命申請=プーチン大統領は条件設


ウォール・ストリート・ジャーナル 7月2日(火)10時56分配信

 【モスクワ】米政府の個人情報監視活動を暴露した元中央情報局
(CIA)職員のエドワード・スノーデン容疑者が、ロシアに政治亡命を
申請したことが1日、明らかになった。

プーチン・ロシア大統領は、スノーデン氏が米国の情報機関の活動
の暴露を止めた場合に限り、亡命を受け入れる可能性を示唆した。>



上記のように、スノーデンさん自身がロシアへの亡命申請を取り下げ
そうです。

それでも、プーチンが「引き渡さない」といっているのは、彼にとってあ
りがたいことでしょう。


このように、アメリカの要求は、中国、ロシア両国から完璧に拒否さ
れたのです。

なぜ両国はスノーデンを守るのでしょうか?


▼なぜプーチンはスノーデンを守る?



1、公式理由=法的根拠


まず、公式理由から。



ウォールストリートジャーナル6月26日。



<プーチン大統領は米側引渡し拒否の理由として、刑事事件容疑者
の国際的引き渡し条約を米国とは締結していないことを挙げた。

ロシアの査証についてはスノーデン容疑者は乗り継ぎであるため必
要なく、また、「ロシア連邦内でいかなる犯罪も犯したわけではない」
と拘束しない理由を述べた。>




プーチンは「引渡し条約をアメリカと締結していない」という「法的根拠」
を理由にあげています。



2、同様のケースで、アメリカはロシアに引渡しをしたのか?

もうひとつの理由。

アメリカは、ロシアで犯罪をおかし、アメリカに逃げた人を引き渡すの
か?

そう、もちろん引き渡しません。

だったら、なんでロシアはアメリカ人を引き渡す必要があるのか?と。

つまり、「俺たち(ロシア)は、あんた(アメリカ)と同じ対応をしているだ
けだ」と。


たとえばロシア対外諜報局元幹部のアレクサンドル・ポテエフという男。

この人は、いわゆるダブルスパイだった。

ロシアの諜報組織にいながら、アメリカのために働いていた。

後に、「アメリカで活動しているロシア人スパイリスト」を暴露。

そのせいで、美人すぎるスパイ、アンナ・チャップマン等、9人が逮捕
されることになった。

ポテエフは、ロシアで「国家反逆罪」になっています。

ロシアは、ポテエフの送還を求めていますが、アメリカは無視。

だからロシアも同じ態度をとっているのです。




3、もともとプーチンとアメリカの仲は最悪

プーチンが引き渡しを拒否したとき、昔からの読者さんは
驚かなかったでしょう。

だって、プーチンとアメリカの仲は、ずっと前から最悪なの
ですから。

ざっくりはなすと、


・02~03年、プーチンは、「イラク戦争反対運動」を盛り上げる


・03年、プーチンは、ロシア石油最大手(当時)ユコスを米エク
ソン・モービルに売ろうとしたユコス社長ホドルコフスキー逮捕
を命じる



・03年、グルジアで革命。

親米反ロのサアカシビリ政権が生まれる。

(シェワルナゼ前大統領は、「革命はアメリカがやった」と断言し
ている。)


・04年、ウクライナで革命。

親米反ロのユーシェンコ政権誕生。


・05年、キルギスで革命。

親米反ロのバキエフ政権誕生。

この革命で失脚したアカエフ元大統領は、「アメリカが革命
を起こした」と断言している。


・08年8月、ロシアーグルジア戦争。

グルジアの背後にアメリカがいることは、専門家の間では
常識。


・11~12年。

ロシアで大規模な反プーチンデモ。

プーチンは、「アメリカ国務省が組織した」と断言。


・13年6月。

G8で、プーチンはただ一人、「反アサド派への武器供与」に
反対。



こう見ると、プーチンとアメリカの対立は10年以上つづいて
いるわけで、今にはじまったことではありません。


プーチンが、自分を失脚させるためにあらゆる手段をとって
いるアメリカに非協力的なのは当たり前でしょう。



ちなみに、上の話、新しい読者さんには、「トンデモ」に感じ
られるかもしれません。

しかし、これらの話は真実で、証拠も山ほどあります。

詳細を知りたい方は、



●プーチン最後の聖戦 集英社インターナショナル

(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )



をご一読ください。


▼覇権争奪戦の視点から


最後の理由。

いつもの話です。


1945~1991年まで、世界は冷戦時代=米ソ二極時代でした。

しかし、91年末にソ連が崩壊。

二極のうち一極が消滅したので、「アメリカ一極時代」になっ
た。

アメリカ一極時代は08年からの危機でおわり。

そして、今は、米中二極時代になった。


そして、欧州はアメリカにつき、ロシアは中国についている。

つまり、欧米 対 中ロ の覇権争奪戦が行われている。


中ロの基盤は、「上海協力機構」やブリックスです。


いわゆる新興国は、経済力でも軍事力でもアメリカを急追して
います。


しかし、中ロには決定的に欠けているものがある。


それが「世界観」「大義」「普遍的価値」などと呼ばれるもの。

つまり世界中の人が、中国とロシアは、「独裁国家」「人権侵
害国家」と「認知」している。


このイメージを覆すことができないかぎり、「覇権」なんてとれ
ない。

「アーリア人種は世界一優秀で、世界を支配する権利がある」
と主張した、ナチスドイツに世界が反対した。


同じように、「共産党一党独裁国家」「人権侵害国家」中国が
覇権をとろうとしても、全世界が反対するのは目にみえています。



しかし、スノーデンは、状況を少し変えた。

確かに中国、ロシアは「人権侵害国家」かもしれないが、



アメリカだって同じ人権侵害国家じゃないか???
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・アメリカ国民ばかりか全世界の人のメールを読み、電話をき
いている

・世界中でハッキングしている

・中国のサイバー攻撃を批判しながら、自分たちもやっている

・同盟国の大使館すら盗聴している



むしろ資金力、技術力にまさるアメリカのほうが、中ロより大々
的に、世界的に、「人権侵害」を行っている。


だから、これから中国、ロシアは、スノーデンの名前を使い、

アメリカの批判を封じ込めていくことでしょう。


「おまえ(アメリカ)こそ人権侵害国家だ!」と。


そして、アメリカも黙らざるを得ないのです。



「アメリカが人権侵害国家であることを暴露する、権威ある
情報源」



これこそ、中国、ロシアが、スノーデンを守る根本的な理由な
のです。



(暴露された内容自体は、中国もロシアも前から知っていたこ
とでしょう。

しかし、中ロがそれを主張しても説得力がない。

元CIA職員が暴露すれば、世界は信じてくれます。)



しかし、中ロがアメリカの上にたったというわけではありませ
ん。

両国には依然として、世界を納得させる「世界観」「大義」が
存在しない。


スノーデンは、「アメリカを両国レベルまでひきずりおろすの
に役に立つ」ということなのです。









「もし、プーチンが日本の首相だったら?」






【3刷決まりました!】

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●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)

(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )



<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>

(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)





↓おたよりコーナーへ
================================================================

★Oさまからのおたより


北野さま

いつもありがとうございます。

昨日の青山繫晴さんのアンカーはとても面白かったです。


オバマさんが米中首脳会談のあとに、
日本にやさしくなった理由を解説されています。


拙ブログで紹介させて頂きました。

●【習近平との会談後に】
「オバマさんは、エアフォースワンの機中から安倍さんに30分電話」
http://kopiruakkun.blog.fc2.com/blog-entry-3695.html



動画は今なら見れます。(↓)

●6月26日アンカー青山繁晴さんです。
http://ameblo.jp/blogdetox/entry-11561146697.html


●番組の文字起こし(ぼやきくっくりさん)
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1402.html



あと、
元CIA職員による暴露問題について、


青山さんはこのように言われました。↓

「プーチンさんは、そのスノーデン容疑者を、
いわばモスクワの空港に置いといて、アメリカだけじゃなくて米中
双方に対して、いや、ちょっと冷静にならないと、
これはヤバイよっていうことを、実はプーチンさんなりに訴えてる
とみるのが、僕は正しい見方だと思います」

だそうです。

また、北野さまのご見解などもメルマガで教えて頂けるとうれしい
です。

失礼しました。





================================================================

★編集後記


今回のスノーデンさんの話。


私は1990年、モスクワに来たとき、

先輩留学生からまずはじめに二つのことを教わりました。


1、人の多い場所(大学食堂、廊下、教室等々)で政治の話
をしてはならない。

必ず聞かれているから。


2、電話で重要な話をしてはならない。

必ず聞かれているから。



そのときは驚きましたが、やはりアメリカもやってるんですね
~。


「壁に耳あり、障子に目あり」(涙)




RPEジャーナル
北野幸伯


=====================================RPE Journal=================

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