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ルールをつくる欧米、ルールを守る日本 「日本がTPPのルール作りを主導できる訳がない」

メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」2012/8/9号
「なぜ日本はいつまでたっても欧米の【奴隷】なのか?」を読みました。


地政学者・奥山真司先生の新刊、

「世界を変えたいなら一度”武器”を捨ててしまおう」
(詳細は→ http://tinyurl.com/blfnv9j )

の紹介から、
「なぜ日本はいつまでたっても欧米の【奴隷】なのか?」を解説されてます。


日本の【技術】はスゴイですが、

==============================
(引用はじめ)

戦略の7つの階層の中で、日本が得意とする「技術」は、なんと
「最下層」にあるのです。


もちろん、技術力は高いのがいいに決まっています。

しかし、やはりそれだけでは足りないのです。

戦略ピラミッドをみると、

一番下に「技術」があり、そのう上に「戦術」「作戦」「軍事戦略」
「大戦略」「政策」「世界観」があります。

(引用おわり)
==============================


僕もちょうど一昨日に、
「世界を変えたいなら一度”武器”を捨ててしまおう」
をアマゾンで注文したところなので、読むのが楽しみです。



いつまで欧米の【奴隷】にならないために、是非どうぞ↓

== RPE Journal===================================================
ロシア政治経済ジャーナル No.867 2012/8/9

★なぜ日本はいつまでたっても欧米の【奴隷】なのか?
http://archive.mag2.com/0000012950/20120809060141000.html

================================================================


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



(●ついにUFOの実物が発見された???
詳細は【おたよりコーナー】で!   )



先日、私が「この人はひょっとして諸葛孔明の生まれ変わりなので
はないか?」と思っている、


日本一の地政学者・奥山真司先生


から新刊をプレゼントしてもらいました。


私は、映画やドラマを見るにしても、音楽を聴くにしても、本を読む
にしても、


「ユニークさ」


を重視しています。


「ユニーク」というのは、ここでは「他にない」という意味。


たとえば音楽なら、私は10代半ばから25年以上もエンヤさんを
聴きつづけています。

25年前も、「ユニーク」でしたが、いまだにユニーク。

こういうのはメッタにありません。


たとえば、ドラマなら、最近流行ったのは「家政婦のミタ」。

あれも、とことんユニークでした。


その少し前に流行ったのは「仁」。

医者がタイムスリップして、坂本龍馬の友達になる?

なんともユニークです。


さて、奥山真司先生の新刊は、



●「世界を変えたいなら一度”武器”を捨ててしまおう」

(詳細は→ http://tinyurl.com/blfnv9j )



といいます。

レーガン大統領の戦略アドバイザーだった


コリン・グレイ博士


から「地政学」を学んだ。

そして、今では「日本一の地政学者、戦略学者」といわれる奥
山先生が


「人生戦略」


の本を出された。

この背景だけでも「ユニーク」ですが、中身はもっとユニークな
のでした。


今回は、この本を取り上げさせていただきます。

ずばり「本の内容そのもの」ではなく、私が「面白いな」と思った部
分についてです。


▼日本はアメリカ幕府の天領


私たちの祖国・日本は、なぜ欧米(特にアメリカ)の奴隷なのでしょ
うか?

いえ、「奴隷」というのは、言葉が強すぎですね。

私はいつも、日本は「アメリカ幕府の天領」という表現を使っていま
す。


私たちは普通、「戦争に負けたからだ」と考えます。

戦争に負けた。

GHQが「自虐史観」を植えつけて、「日本人は大昔から極悪民族
だった」と洗脳した。


軍隊を持つことを禁じられ、そのかわり米軍が日本全国に駐留し
ている。

日米安保で、「安全保障を丸投げ」するかわり、自分たちはアメリ
カの「属国」であることを受け入れた。


等々。


これもそうなのですが、今回は別の理由について。



▼日本と欧米の決定的違い


日本がいつも欧米に負け、コントロールされているのは、なぜなの
でしょうか?

もちろん、日本と欧米が違うからなのですが、一体何が違うのでし
ょう?

奥山先生にきいてみましょう。



<欧米人と日本人の大きな違い、それは奴隷制と放牧の伝統の
有無の違いです。

たとえば、イギリスなどは植民地時代にプランテーションで、現地
人をまとめて動物のように管理して、コントロールしてきました。

これを別の言葉で言えば、マネジメントです。>(25~26p)



なるほど~。

現地人をまとめて動物のように管理して、コントロールする・・・。

日本人はいかにも苦手そうです。



<彼らはものを作るといった製造面についてはあまりタッチせず、
どうすればうまく管理できるかだけを考えてきました。

工業製品においては、失礼な言い方をするとまったく知能のない
人間をベルトコンベヤーのように働かせ、彼らをいかに管理する
かというマニュアルや、

コスト削減のための賃金体系などを考えていました。

つまり欧米人は、自国の利益や自分(資本家)の利益のために
有利な仕組みを伝統的に作ってきた民族なのです。>(25p)



「自分に有利な仕組みをつくる」というところがポイントです。


一方、日本人はどうでしょうか?



<日本人は近現代に列強諸国と肩を並べるようになったとはい
え、戦争ではゼロ戦の技術や戦艦技術を磨くことは一生懸命や
ってきましたが、

もともと管理するという考え方がなかったために、人を統治する
という面では、結果的にうまくいきませんでした。>(25p)




わかります。

今でも日本はそうですね。

「不況を乗り切るためには、『画期的な製品』を開発して」などと
考えます。

当時も、「いい製品(=ゼロ戦や戦艦)」をつくれば戦争に勝てる
と勘違いしていたのですね。


ここまでを復習してみます。

日本と欧米の違いを簡単に書くと。


・欧米は「管理すること」だけを考え、それに長けている。

・日本は「いい製品をつくること」を考え、それに長けている。


なんとなく、これだけだと、「なぜ日本は負けるのか?」がわかり
ませんね。


▼ルールをつくる欧米、ルールを守る日本


奥山先生は、さらに日本人と欧米人の違いを解説されます。



<彼らは歴史的に見ても、管理する、コントロールするという思考
の蓄積があり、その文化が根づいています。

戦略とは何かと簡単に言ってしまえば、


「自分の思い通りにする」

「自分の思い通りになるようコントロールする」


ということです。>(26p)



そういえば、日本には「自分の思い通りに管理する」なんて文化はあ
りません。

日本人はどうなのでしょうか?



<日本人の場合、コントロールするというよりも、自分をすでにある
与えられた状況に何とか合わせようと考えます。

しかし、欧米人はどちらかと言うと、その状況を自分の有利な方向
に変えようとします。>(26p)



まさにそうです。

この部分を読んで、奥山先生の本ではないですが、以前どこかで
読んだ話を思い出しました。

それは、日本人と欧米人の「宗教観」の違いです。


日本は神道で、「八百万の神々」でしょう?

自然の中に神様がいるので、「それを支配しよう」などと不遜な考
えは抱かないと。

それに「地震」「台風」「洪水」「火山噴火」などがしょっちゅうある
日本人にとって、自然は「変えられないもの」「畏れ敬うものであ
った」と。


一方、欧米人の宗教は、「ユダヤ教」「キリスト教」です。

旧約聖書の最初になんと書いてあるか?



<「神は彼らを祝福して言われた。

「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。

また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ。


神はまた言われた。

「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のあ
る実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。>

(旧約聖書 創世記1章28~29)



つまり、神様の子供たる人間は、「地上のすべてを支配しなさ
い」というのが神からの命令。

「支配する」というのは、「人間に都合の悪い状態があれば、自
然の方を変えちゃえばいい」という発想なのだと。


ここまでは、私が以前に何かの本で読んだ話でした。



奥山先生は、欧米人と日本人の違いについて、こんな例をあげ
ています。



<たとえば、エアコンを作るという発想は日本人にはなかなか
生まれてきません。

気温が高いのであれば水を撒いたり、葦簀(よしず)を立てかけた
りして暑さを凌ごうと私たちは考えます。

しかし、欧米人は気温を下げる装置を作れないかと考えるのです。


つまり、日本人は環境に個人を合わせようとします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方、欧米人は環境を変えようとします。>(32p)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



欧米人がこういう発想をもっているおかげで「日本はいつもコン
トロールされている」のであれば、笑い事ではすまされません。


だって考えてください。

欧米は「ルールを決める」。

日本は「そのルール内でがんばる」。


すると、日本が欧米を負かすケースも出てくるでしょう?

そうなったら、欧米はどうするのでしょうか?


欧米は「自分たちが勝てるようにルールを変える」。

日本は「新しいルール内でがんばる」。


おわかりですね。

日本は、このままでは永遠に勝てないのです。

だって、欧米はいつも「自分たちが勝てるようにルールを変える」
のですから。




▼実害の例


ここまで「一般論」を見てきましたが、奥山先生は実際の例をいく
つもあげています。



<ソニーにしても、たとえば、エンターテイメントの分野でなぜ敗
北したかという問題があります。

製品技術は真似をされるということもありますが、そうした技術の
問題よりも、

音楽の流通そのものを握られてしまったことのほうが大きいので
す。


それはアップル社i Tunesの登場にすべてが表れています。

アップル側はi Tunesという新しいシステムとともに、音楽配信の
システム、

いわばルール作りも同時に行って、音楽の流通をすべて握ってし
まったのです。>(29p)




とてもわかりやすい例ですね。


実は、「ルールを作って支配する」のはビジネス面だけではありま
せん。

たとえば、スポーツ。



<たとえば、スポーツの世界でも同様です。

日本が得意な種目に対しては、外国人に有利なようにルールが
作られていくのを指をくわえて見ているだけです。

1998年に開かれた長野オリンピックでは、ノルディック複合競技
(クロスカントリーとスキージャンプの2つのノルディックスキー
競技を合わせた種目)で

ジャンプの得意な日本に対して、そこで稼いだ秒数が下げられる
というルールが採用されました。

これは、前年に行われたトロンハイムの世界選手権大会で、ジャ
ンプで加算された秒数を逃げ切って優勝した荻原健司選手を牽
制するものでした。

結果的に、翌年の長野オリンピックで優勝候補とされた荻原選手
は、ジャンプで稼いだ秒数をノルディックで守ることができず、メダ
ルを逃しました。>(35~36p)



金融の世界でもそうです。



<日本の銀行がすごく強くなったら、日本を狙い撃ちするような
BIS規制という自己資本比率8パーセントという新しい国際統一
基準が作られました。

このルールのおかげで、日本の銀行がバタバタ潰れました。>

(36p)




こう実例を次々と出されると、「日本がTPPのルール作りを主
導する」なんて「夢のような話」に思えてきますね。


▼日本の得意分野は、「戦略の階層」では一番●


さて、奥山先生の本の最大の目玉は、「戦略の階層」というは
なしでしょう。

「戦略の階層」は7つにわかれています。


ところで、日本が得意とする「お家芸」はなんでしょうか?

そう、「技術力」です。


これは大昔からそうです。

欧米列強の黒船を見たとき、アジア諸国は「こりゃあ勝てんわ」と
あきらめた。

ところが、日本人だけは、「どうやったらこんなの作れるのかな?」
と興味をもった。

そして、2~3年後には、実際につくってしまった。

日本の技術力は、こんな大昔からすごかったのですね。


第2次大戦の「ゼロ戦」も当時最高レベル。

戦後も、あっという間に、技術力でアメリカを追い抜いてしまった。

世界的にも「技術は、日本だ」という確固たる評判を確立していま
す。

それなのに、アメリカに第2次大戦で負け、バブル崩壊でまたもや
負けた。

その理由については上で触れました。


もっと衝撃的で大事なこと。

戦略の7つの階層の中で、日本が得意とする「技術」は、なんと
「最下層」にあるのです。


もちろん、技術力は高いのがいいに決まっています。

しかし、やはりそれだけでは足りないのです。

戦略ピラミッドをみると、

一番下に「技術」があり、そのう上に「戦術」「作戦」「軍事戦略」
「大戦略」「政策」「世界観」があります。


奥山先生のすごさは、「国家」の「戦略の階層」を「個人の人生
に使えばいいじゃないか」と考えたところ。


私たちは「日本の自立」を心から願っています。

そのためには、「欧米はルールを勝手に変えてけしからん!」
と憤っていても仕方ありません。

「欧米支配者階級」のルールを学び、日本も対等に渡り合える
ようにならなければならない。


そういう気概のある人は、迷うことなく、再臨の諸葛孔明・奥山
先生の本をご一読ください。

じっくり読み、実践すれば、あなたの人生に「革命的変化」が起
こること、間違いありません。



●「世界を変えたいなら一度”武器”を捨ててしまおう」

(詳細は→ http://tinyurl.com/blfnv9j )



というわけで、今回は、私が非常に尊敬する奥山真司先生の新刊
についてでした。

ところで、欧米の支配者と唯一対等にわたりあっている男がいます。

そう、ロシアのプーチン。

彼は、一体なぜ欧米の支配者とケンカする羽目になったのでしょう
か?

これからどうやってアメリカを滅ぼす計画なのでしょうか?

知りたい方は、こちらをご一読ください。

山盛り証拠つきで全部わかります。





【3刷決まりました!】

【アマゾン(社会・政治部門)1位!】



●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)

(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )



<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>

(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)


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  1. 2012/08/09(木) 12:27:04|
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アメリカ 【シリア戦争のお墨つき】をえる・・・ イラク戦争の失敗から学ぶ?

メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」 2012/8/5号
「★アメリカ、【戦争のお墨つき】をえる・・・」は必読です。


日本は政局とオリンピックで大騒ぎですが、
世界の動きにも注目しましょう。


そもそも、日本人で
「イラク戦争」でアメリカの信頼が失墜したということすら
知らない人も多いでしょうね。。
(私もそうでした。)


そのアメリカに協力してた日本ですから。。



いかに情報戦が大切かということは、
本当の意味で、日本が戦争に突入し、敗戦した反省をするうえで
大切だと思います。


「過ちは繰り返しません」というだけでは、
過ちを繰り返しますよね。。


(拙ブログ参考)


●ルーズベルト大統領は「日本を戦争に巻き込むという陰謀を図った狂気の男」
【フーバー元大統領】
http://ameblo.jp/nippon-no-hokori/entry-11101234283.html


●ルーズベルト大統領は日本に対する「宣戦布告なき先制攻撃」を承認していた
http://ameblo.jp/nippon-no-hokori/entry-11104769326.html



== RPE Journal===================================================

ロシア政治経済ジャーナル No.866  2012/8/5


★アメリカ、【戦争のお墨つき】をえる・・・
http://archive.mag2.com/0000012950/20120805173759000.html

================================================================

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



(●CIAが何やってるか知りたい?
詳細は【編集後記】で! )



ついにアメリカが、国連から戦争の【お墨つき】を得ました。


(今回の話は、


2012/07/25
★(欧米vs中ロ代理戦争)シリア問題の行方↓↓↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20120725232558000.html

2012/08/02
★中国がシリアに軍艦を派遣!~第3次大戦の兆し???↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20120802183112000.html )



のつづきです。

まだ読んでない方は、まず↑をご一読ください。

理解が10倍深まります。


▼シリア問題のこれまで


なんか最近「シリア問題」ばかりで申し訳ありません。

しかし「シリア問題」は、「米中覇権争奪戦」の延長ですから、これ
を語らないわけにはいかないのです。

まず簡単にここまでの流れを。



7月19日、中国とロシアは国連安保理で、3度目の「拒否権」を行
使しました。



<<シリア>中露が米欧提出の決議案に拒否権 国連安保理
毎日新聞 7月20日(金)11時13分配信

 【ワシントン白戸圭一】国連安全保障理事会は19日午前(日本
時間同日深夜)、シリアのアサド政権が停戦に応じない場合、経
済制裁発動を警告する米欧提出の決議案を採決した。

アサド政権への圧力強化に抵抗する常任理事国のロシア、中国
が拒否権を発動し、決議案は否決された。

中露がシリアに関する決議案への拒否権を行使するのは昨年10
月、今年2月に続き3度目。>



「国連安保理じゃあ、問題解決できんわ!」とシビレを切らしたアメ
リカ。

「これからは国連安保理無視していきますんでよろしく!」と宣言
します。




<対シリア 安保理対応 米「枠外で行動」

産経新聞 7月22日(日)7時55分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は20日、国連シリ
ア監視団(UNSMIS)の任期を30日間延長する決議案を採択した
が、前日にはシリアのアサド政権への制裁警告を盛り込んだ任期
延長決議案がロシアと中国の拒否権行使で廃案となった。

対シリア決議案での中露の拒否権行使は3度目で、米国はこの問
題での安保理の対応に“見切りをつける”方針を表明、ロシアは早
速反発し溝の深さをうかがわせた。>



アメリカは、イラク戦争時同様、「国連安保理」無視を決めた。

しかし、私は、「イラク戦争時のような抵抗や反戦運動は起こらな
いだろう」と予測しました。

理由は以下のとおり。(前号から転載)



<1、国際世論がアメリカ側についている

世界のメディアを見ると、「アサドが自国民を大量虐殺している」
という情報はひろく拡散されています。

一方ロシアが主張する、「反政府側も虐殺している」という情報
はあまりひろがっていません。

ですから、アメリカがシリア攻撃を決めても、それほど大きな反
対は起こらないでしょう。



2、欧州がアメリカについている

イラク戦争に反対していたのは、中国、ロシア。

もっと重要だったのは、フランス、ドイツが反対だったことです。

西欧の二大強国が反対ということで、国際世論が反米にむいた。

しかし、今回欧州は一致してアメリカの方針を支持しています。



3、アサド政権は「化学兵器保有」を認めた

アメリカはイラク戦争時「フセインは大量破壊兵器を保有している」
と主張していました。

それがウソだったことがバレ、苦境に立たされた。

大量破壊兵器とは、生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器
のことをさします。

アサド政権は、最近大量破壊兵器である「生物化学兵器保有」
の事実を認めました。

もっとまずいことに、「それを使う可能性がある」と宣言した。




<大量破壊兵器の保有を公言、国民への使用は否定 シリア

CNN.co.jp 7月24日(火)10時3分配信

(CNN) シリア外務省は23日、外国から侵攻された場合に備
えて生物化学兵器などの大量破壊兵器を保有していると公言
した。ただしシリア国民に対して使うことはないと断言している。

シリア外務省のマクディシ報道官は記者団に対し、「シリアが
保有している(大量破壊兵器の)ストックや非通常兵器は、いか
なる状況においても民間人やシリア国民に対して使うことはな
い。

保有兵器はすべてシリア軍によって監視され、外部からシリア
に対する侵攻があった場合にのみ使用される」と発言した。>



つまり「外国から攻撃された場合は使う」と。

これは、「外国からの攻撃を阻止するため」に発表したのでしょう。

しかし、逆効果です。

アサドは、自ら「墓穴」を掘ることになりました。

欧米に、「アサドは自国民を大量虐殺し、生物化学兵器を使うと
公言するクレイジーな独裁者だ!いかなる手段を使っても排除
しなければ!」という口実を与えてしまいました。>



さて、その後、シリア問題はどうなったのでしょうか?

7月25日号で予測したとおり、急速に「戦争にむかっての環境」
が整えられつつあります。


▼アメリカ、戦争の【お墨つき】を得る


まず8月2日、ここ半年間シリア問題の解決に尽力してきたア
ナン国連特使(前国連事務総長)が「辞意」を表明しました。




<シリア>アナン特使が辞任へ 調停失敗

毎日新聞 8月3日(金)1時20分配信

 【ジュネーブ伊藤智永、ニューヨーク草野和彦】シリア停戦を仲介
してきたアナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)は2
日、ジュネーブの国連欧州本部で記者会見し、任期末の8月31日
付で特使を辞任すると表明した。>



なぜ辞任するのでしょうか?




<シリア北部アレッポを中心に政府軍と反体制派の戦闘が激化し、
調停失敗が確実になったため。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



なぜ調停に失敗したのでしょうか?

その理由は?



< アナン氏は安保理には「団結し、持続的な圧力」をアサド政権
にかけるよう要請してきたが、安保理の対シリア制裁決議案は中
露の拒否権行使により3度にわたって廃案になり、アナン氏は事
態打開は困難と判断したとみられる。

事務総長は声明で


「安保理内の分裂が仲介をより困難にしている」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と強い調子で

中露の対応を非難した。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



つまり、「アサドを制裁しようとしても、中国・ロシアが拒否権を使うの
で、圧力がかけられない」といっているのです。

ちなみに、ロシアのメディアでは、「欧米のせいでシリア問題は解決し
ない。ロシアはアナンさんを支持してきたし、やめないで欲しい」とい
う報道です。


しかし、イラク戦争時とは違い、今回は「アサドは悪」「中ロも悪」とい
う論調が圧倒的。



そしてついに、アメリカが戦争の【お墨つき】を国連から得ることに成
功しました。




<アサド政権の攻撃非難=停戦要求決議を採択─国連総会

時事通信 8月4日(土)5時46分配信

 【ニューヨーク時事】国連総会は3日のシリア内戦をめぐる会合で、
アサド政権による重火器使用を非難し、同政権がまず暴力を停止
するよう求める決議案を賛成133、反対12、棄権31の賛成多数で
採択した。

総会決議に法的拘束力はないが、安保理が有効な措置を講じら
れない中、国際社会としての結束を示した形だ。>



賛成133・・・。

中ロ、完敗ですな・・・。



<決議は反体制派を支持するサウジアラビアが作成。

同国のムアリミ国連大使は演説で、安保理の努力は2カ国の拒否権
行使で行き詰まったと述べ、アサド政権への制裁を目指す欧米の決
議案を3度阻止してきたロシアと中国を批判。

「世界の良心はシリア国民の苦しみを無視しないと強く確信している」
と強調した。 >(同上)





「絶対君主国家」(絶対独裁)サウジがよくいったものだと思います
が。

中ロは名指しで非難され、それに133国が賛成するという結果。



「国際世論」は今、「シリア問題」についてどういうことになっている
のでしょうか?


1、アサドは、「化学兵器を保有」し、それを「使用する」と公言している。
そして、自国民を大量虐殺しているクレイジーな独裁者である


2、国連安保理は、そんな悪の独裁者アサドを失脚させなければなら
ない


3、しかし、中国・ロシアがアサドを守り、安保理で「拒否権」を行使す
るため、圧力がかけられない


4、中ロのせいで、国連安保理は、「機能不全状態」になっている


5、アメリカは、「国連安保理」を無視する意向を示したが、それは
「仕方のないこと」である


6、国際世論が「アサド排除」であることは、国連総会の決議(賛成
133)を見ても明らかである。



つまり、欧米が、国連安保理を無視して、明日「シリア攻撃」を開始
しても、ほとんど問題にならない環境が整ったといえるのです。


▼イラク戦争時との違い


シリア問題の状況をわかりやすくするために、「イラク戦争」と比較
してみましょう。

まず、国連安保理の状況はどうだったか?



1、国連安保理


イラク。

常任理事国中、戦争支持は、アメリカとイギリスだけ。

フランス、中国、ロシアが戦争に反対。


シリア。

常任理事国中、アメリカ、イギリス、フランスがシリア戦争支持。

(「戦争支持」とは公言していないが、誰もが知っている。)

中国、ロシアが反対。



2、国連総会。


イラク。

シリア問題で「国連特使」をつとめるアナンさん。

前国連事務総長なわけですが、04年にこんな発言をしています。

毎日新聞04年9月16日から。




< 【ニューヨーク高橋弘司】

国連のアナン事務総長は15日、英BBCとの会見で、米英が主導
したイラク戦争について


国連憲章に照らして「違法」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

との見解を初めて示した。

アナン氏はたびたび同戦争に批判的な見方を繰り返してきたが、こ
れほど明確な批判は異例だ。

アナン氏はイラク戦争は違法かとの質問に、「私の見解では国連憲
章に合致していないと思う」と前置きし、


「違法だった」
~~~~~~~~~~~~~~

と明言した。

また、「国連の承認や国際社会の広範な支持がない、イラクのよう
な軍事作戦が再び起こらないことを望む」と述べた。

イラクの旧フセイン政権に大量破壊兵器完全廃棄を迫る国連安保
理決議の審議が続く中、昨年3月、米英が一方的開戦に踏み切っ
たことへの強い疑念が背景にあるとみられ、アナン氏は「新たな決
議を目指すべきだった」と振り返った。>



アナンさんは当時、米英主導のイラク戦争を「違法だ!」と断言した
のですね。


そういう「フェアだ」という名声のある人が今回、調停の「サジ」を投
げた。

中ロ、そしてシリアにとっては、まったく痛いできごとでしょう。



次、シリア。

既述のように、賛成133。

もちろん、これは、「戦争に賛成の国が133」という意味ではあり
ません。

しかし、実際戦争になっても、それほど変化はないと思います。



3、大量破壊兵器


イラク。

皆さんご存知のように、米英は、「フセインは大量破壊兵器をも
っている!」と決めつけて、戦争を開始しました。

しかし、「実はなかった」ことがわかり、米英の評判は失墜したの
です。



<「米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定

【ワシントン=貞広貴志】米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争
の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画
や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した
報告書を発表した。(読売新聞 06年 9月9日)>


<「報告書は『フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビン
ラーディンと関係を築こうとした証拠はない』と断定、大量破壊兵器
計画についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付
けた」>(同上)



シリア。

シリアは、上記のように、「生物・化学兵器保有」を認め、戦争の際
に使用する可能性を示唆しています。


よって、国際的には、「イラクより危険な国。アサドは、フセインより
もクレイジーな独裁者」というコンセンサスができてしまった。



このように、シリアと、それをサポートする中国、ロシア、イランは、
情報戦に負け、すっかり悪者になっています。


情報戦で負けたので、今度は、「戦争開始するなら、とんでもな
いことになるぞ!」と脅しているのです。




<中国軍艦艇3隻、シリアに向けスエズ運河通過

読売新聞 7月30日(月)11時8分配信

【カイロ=工藤武人】エジプトの政府系アル・アハラム紙(電子版)
は、中国軍の駆逐艦2隻とフリゲート艦1隻が29日、シリアに向
かうためエジプトのスエズ運河を通過したと報じた。 >



しかし、国際世論は完全にアサドを見放している。

ですから、中ロは介入すればするほどマスマス自国の評判を失
墜させていくことでしょう。


▼進化するアメリカ


皆さんご存知のように、私は「アメリカ教徒」ではありません。

むしろ、「アメリカからの自立」を切望している、一日本人です。


アメリカは、新世紀に入ってから既に三つの大きな戦争を戦ってい
る。

すなわち、アフガン戦争、イラク戦争、リビア戦争。

アメリカという国は、新世紀に入ってから、最初の一年をのぞき、
ず~~~~~~~~~~と休むことなく戦争をつづけている恐ろ
しい国。


そうはいっても、やはりすごい(恐ろしい)国だと思わざるをえませ
ん。

なんでしょうか?


この国は、「過去の失敗」からきちんと学んでいます。


たとえば、オバマさん。

世界恐慌時(1929年~)の教訓を生かし、即座に「ケインズ」で危
機に対応しました。

世界恐慌時アメリカの失業率は25%までいった。

それが、現在は8.3%。

いろいろオバマさんの経済政策を悪くいう人もいますが、どんだ
けマシかというのです。


(ちなみに、「今の時代25%の失業率なんてあるか!?」という反
論がでるかもしれません。

しかし、スペインの失業率は現在25%、若者は50%(!)。

つまり今でも政策を間違えば、世界恐慌時のようなことはおこり
えるのです。)



戦争についても同様です。

イラク戦争は、明らかにアメリカの失敗でした。

オバマさんは、ブッシュ政権の過ちからきっちり学び、同じ過ち
をくりかえしません。

独善性を排除し、英仏を前面に立てることでうまく批判をかわ
しています。


ノーベル平和賞をもらったオバマさん。

ちゃっかりリビア戦争をしているし、今もシリア戦争、イラン戦争
の準備を着々とすすめている。


しかし、ブッシュのように「戦争好き」と批判されることはメッタに
ありません。

忍耐強い外交と、情報戦を重視している。


「アメリカは戦争したくないが、アサドやアフマディネジャドはクレイ
ジーな独裁者だから仕方ない」


と、世論をうまく誘導している。


日本政府はあまりに弱腰なので、「強気でいけ!」という世論が強
いです。

しかし、オバマさんのように、対立を避けながら「ちゃっかり」目的を
達成してしまう外交術が、日本にも必要かもしれません。




というわけで、今回は「アメリカは戦争のお墨つきを国連から得た」
という話でした。

追い詰められているのは、ロシアのプーチンさんです。

彼は、どうやってアメリカに逆襲するのでしょうか?

先回りして知りたい方は、こちらをご一読ください。

山盛り証拠つきで全部わかります。






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●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)

(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )



<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>

(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)




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  1. 2012/08/06(月) 12:16:14|
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中国がシリアに軍艦を派遣! 【シリア、イラン、ロシア、中国で「合同軍事演習」】




メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の記事、
「【衝撃】★中国がシリアに軍艦を派遣!~第3次大戦の兆し???」です。


これは、めちゃ読み応えありです。


世界の動きは、日本のテレビ・新聞ではほとんどわからないので、
(でも、実は新聞記事でわかるのだが。)

是非、どうぞ。↓


== RPE Journal===================================================
ロシア政治経済ジャーナル No.865 2012/8/2

【衝撃】★中国がシリアに軍艦を派遣!~第3次大戦の兆し???
http://archive.mag2.com/0000012950/20120802183112000.html

================================================================



全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



(●オスプレイってどうなの?
詳細は【おたよりコーナー】で! )



中国がシリアに軍艦を派遣しました。




.<中国軍艦艇3隻、シリアに向けスエズ運河通過

読売新聞 7月30日(月)11時8分配信

【カイロ=工藤武人】エジプトの政府系アル・アハラム紙(電子版)
は、中国軍の駆逐艦2隻とフリゲート艦1隻が29日、シリアに向
かうためエジプトのスエズ運河を通過したと報じた。 >




シリアといえば、欧米が「はやく戦争したいぞ!」とウズウズして
いる国じゃあありませんか?

なんで中国は、そんなシリアに軍艦を送ったのでしょうか?

ゆっくり見ていきましょう。


ちなみに今回の話は、↓

http://archive.mag2.com/0000012950/20120725232558000.html
2012/07/25 【RPE】★(欧米vs中ロ代理戦争)シリア問題の行



のつづきです。

まだ読んでおられない方は、まずこちらからお読みください。

理解が10倍深まります。


▼シリア問題の現状


まず、世界の未来に大きな影響を与える「シリア問題」の現状を
復習しておきましょう。

7月19日、中国とロシアは国連安保理で、3度目の「拒否権」を行
使しました。



<<シリア>中露が米欧提出の決議案に拒否権 国連安保理
毎日新聞 7月20日(金)11時13分配信

 【ワシントン白戸圭一】国連安全保障理事会は19日午前(日本
時間同日深夜)、シリアのアサド政権が停戦に応じない場合、経
済制裁発動を警告する米欧提出の決議案を採決した。

アサド政権への圧力強化に抵抗する常任理事国のロシア、中国
が拒否権を発動し、決議案は否決された。

中露がシリアに関する決議案への拒否権を行使するのは昨年10
月、今年2月に続き3度目。>



「国連安保理じゃあ、問題解決できんわ!」とシビレを切らしたアメ
リカ。

「これからは国連安保理無視していきますんでよろしく!」と宣言
します。




<対シリア 安保理対応 米「枠外で行動」

産経新聞 7月22日(日)7時55分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は20日、国連シリ
ア監視団(UNSMIS)の任期を30日間延長する決議案を採択した
が、前日にはシリアのアサド政権への制裁警告を盛り込んだ任期
延長決議案がロシアと中国の拒否権行使で廃案となった。

対シリア決議案での中露の拒否権行使は3度目で、米国はこの問
題での安保理の対応に“見切りをつける”方針を表明、ロシアは早
速反発し溝の深さをうかがわせた。>



アメリカが安保理を無視するのは、新世紀に入ってから二度目。

一回目は、いうまでもなく03年のイラク戦争。

この時、国連安保理では、拒否権をもつ常任理事国のフランス、中
国、ロシア3国が戦争に反対していました。

安保理の「お墨つき」を得ることが絶望的な状況で、アメリカは「無視
」することに決めたのです。


結果、全世界で大規模な「反戦運動」が起こりました。

さらにその後、「アメリカの開戦理由は全部大うそだった」ことがバレ
てしまった。



<「米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定

【ワシントン=貞広貴志】米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争
の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画
や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した
報告書を発表した。(読売新聞 06年 9月9日)>


<「報告書は『フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビン
ラーディンと関係を築こうとした証拠はない』と断定、大量破壊兵器
計画についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付
けた」>(同上)



これで、アメリカは「正義の味方」ではなくなり、同国の権威と信用は
失墜したのです。


今回アメリカは、またもや「安保理」を無視しようとしている。

前回と同じように、アメリカは「悪の帝国」になるのでしょうか?


これが、どうもそうならない感じなのです。

「イラク問題」と「シリア問題」では状況が大きく違います。

何が違うのか、前号から転載。



<1、国際世論がアメリカ側についている

世界のメディアを見ると、「アサドが自国民を大量虐殺している」
という情報はひろく拡散されています。

一方ロシアが主張する、「反政府側も虐殺している」という情報
はあまりひろがっていません。

ですから、アメリカがシリア攻撃を決めても、それほど大きな反
対は起こらないでしょう。



2、欧州がアメリカについている

イラク戦争に反対していたのは、中国、ロシア。

もっと重要だったのは、フランス、ドイツが反対だったことです。

西欧の二大強国が反対ということで、国際世論が反米にむいた。

しかし、今回欧州は一致してアメリカの方針を支持しています。



3、アサド政権は「化学兵器保有」を認めた

アメリカはイラク戦争時「フセインは大量破壊兵器を保有している」
と主張していました。

それがウソだったことがバレ、苦境に立たされた。

大量破壊兵器とは、生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器
のことをさします。

アサド政権は、最近大量破壊兵器である「生物化学兵器保有」
の事実を認めました。

もっとまずいことに、「それを使う可能性がある」と宣言した。




<大量破壊兵器の保有を公言、国民への使用は否定 シリア

CNN.co.jp 7月24日(火)10時3分配信

(CNN) シリア外務省は23日、外国から侵攻された場合に備
えて生物化学兵器などの大量破壊兵器を保有していると公言
した。ただしシリア国民に対して使うことはないと断言している。

シリア外務省のマクディシ報道官は記者団に対し、「シリアが
保有している(大量破壊兵器の)ストックや非通常兵器は、いか
なる状況においても民間人やシリア国民に対して使うことはな
い。

保有兵器はすべてシリア軍によって監視され、外部からシリア
に対する侵攻があった場合にのみ使用される」と発言した。>



つまり「外国から攻撃された場合は使う」と。

これは、「外国からの攻撃を阻止するため」に発表したのでしょう。

しかし、逆効果です。

アサドは、自ら「墓穴」を掘ることになりました。

欧米に、「アサドは自国民を大量虐殺し、生物化学兵器を使うと
公言するクレイジーな独裁者だ!いかなる手段を使っても排除
しなければ!」という口実を与えてしまいました。>




というわけで、イラク戦争時とは違い、国際世論はアメリカを支持
している。

だから、欧米が安保理を無視してシリアをせめても、大きな反戦
運動は起こらないし、アメリカの権威が失われることはない。


これは、シリアのアサド政権を支持してきた中国、ロシアの敗北
を意味します。


で、中国はどうしたのでしょうか?

冒頭で触れたように、「軍艦を派遣する」ことにしたのです。



「・・・・・・・・・・・・中国は欧米と戦争するつもりなのですか!?」



▼中国がシリアに軍艦を送った理由


その理由はこちらです。




.<中国軍艦艇3隻、シリアに向けスエズ運河通過

読売新聞 7月30日(月)11時8分配信

【カイロ=工藤武人】エジプトの政府系アル・アハラム紙(電子版)
は、中国軍の駆逐艦2隻とフリゲート艦1隻が29日、シリアに向
かうためエジプトのスエズ運河を通過したと報じた。

シリアがイランやロシアと近く実施するとされる合同軍事演習に
加わるのが目的とみられる。 >



シリア、イラン、ロシア、中国で「合同軍事演習」をするのですね。

中国が軍艦3隻をシリアに送ったのはこれに参加するためなの
です。

どんな感じの演習が行われるのでしょうか?



<イランのファルス通信は6月中旬、9万人規模の大規模演習がシ
リア沖一帯で「数週間以内」に行われると伝えていた。

アサド政権はアレッポで反体制派拠点への総攻撃に踏み切り、国
際社会は懸念を強めている。

そうした中、アサド政権の士気向上を狙う演習に中露が参加するこ
とは物議を醸しそうだ。.>(同上)




一体なぜこの時期に演習が行われるのでしょうか?

今までの流れをふりかえってみればわかります。

今まで、「シリア戦争」を望む欧米と、「シリア戦争阻止」を目指す
中ロ同盟は、「情報戦」を繰り広げてきました。


欧米は、「アサドは自国民を大虐殺している!」と宣伝してきた。


一方中ロは、

「内政干渉反対!」

「シリア人のことはシリア人が決めるべき!」

「アメリカは、アフガン、イラク、リビアを攻めたがこれらの国は全
然安定していないじゃないか!?」

「どの国もほとんど内戦状態で、これは要するに、アメリカの戦
争がこれらの国の問題解決に貢献していないことを意味する」


等々。

しかし、今回はイラク戦争時と違い、アメリカが情報戦で勝利をおさ
めつつある。

国際社会は、「アサドは化学兵器使用を公言する悪の独裁者だ!」
と見ている。

だから、欧米が「安保理決議抜き」で戦争を開始しても、OKな状況
になっている。


ここにいたって中国とロシアは、「このままじゃ戦争がはじまる。なん
とかしないといけない」と考えた。

それで、「合同軍事演習」をすることになったのです。


どこかの国とどこかの国が合同軍事演習する。

あたりまえですが「仮想敵」が設定されています。

日本とアメリカが演習する場合、当然中国や北朝鮮が仮想敵でしょ
う。



中国、ロシア、イラン、シリアの「仮想敵」はどこなのでしょうか?

これは、当然アメリカを中心とする「NATO軍」。

シリア戦争になれば、NATO以外の国も参戦するかもしれない。

だから、「アメリカを中心とする『有志連合軍』」といえるかもしれま
せん。


ここで注意が必要ですが、シリア戦争は、見た目アメリカ中心で
行われないかもしれません。

リビア戦争は英仏が主導し、アメリカが後から加わるような形でし
た。

なぜかというと、オバマさんは「好戦的なブッシュとは違う」ことを
前面に出して勝った大統領。

「ノーベル平和賞」ももらっています。

だから、戦争を主導するような立場にはなるべくいたくない。

「アサドが大量虐殺し、英仏が攻撃を決めたから、イヤだけど正
義のために参戦する」という形にしたい。



このように、今回の合同演習の仮想敵は欧米を中心とする勢力
ですが、

もちろん「中国とロシアが戦争をしたがっている」という意味では
ありません。


要するに、「シリアを攻めたら、中国とロシアと一戦交えることに
なるぞ!」と脅している。

つまり、中国とロシアは、アメリカのシリア攻撃を思いとどまらせ
ようとしているのです。


たとえば、アメリカと韓国が軍事演習するのもそうですね。

北朝鮮が無鉄砲な戦争をはじめないよう警告しているのです。



こう書くと、「なんだか中国とロシアは、『平和を愛する国』なのか
な?」と思えてきます。

もちろん、そうではありません。


中国は、ベトナムやフィリピンと衝突を繰り返している。

ロシアは、08年にグルジアと戦争をしている。


つまり、中ロは、「平和を愛する国」なのではありません。

「戦争は外交の延長」「外交で解決できなければ戦争で」と考え
る「普通の国」なのです。

それにしても、なぜ中国とロシアは、そうまでしてシリアのアサド
を守りたいのでしょうか???


▼中国の思惑


前号とかぶるところもありますが、大切なので再度触れます。

08年、「アメリカ一極世界」は崩壊し、「米中二極時代」が到来し
ました。

世界中で、「覇権維持を目指すアメリカ」と「覇権奪取を狙う中国」
が争っています。



皆さん、「俺はアメリカの支配者だ!」「中国を崩壊させる方法は
ないかな?」と考えてみてください。

なにか方法は浮かぶでしょうか?



真っ先に思い浮かぶのは、「経済をボロボロにすること」でしょう。

じゃあ、どうやったら中国経済をボロボロにできます?

中国は、安い労働力によって生み出される「安い製品」によって
繁栄しています。

(最近は賃金上昇で、外資が逃げはじめている。)


だから、「人民元」があがれば、「労働力」「製品の値段」も高くな
り、中国経済は崩壊します。

(崩壊という言葉は、少々大げさかもしれませんが・・・)

「高い中国製」なんて誰が欲しがります?

だからアメリカは、熱心に「人民元を上げやがれ!」と主張して
いるのです。


ちなみに、日本は80年代半ば「円高」を強要され、バブル経済→
バブル崩壊にむかっていった経緯があります。

しかし、中国はアメリカの意図がわかっているので、頑固に抵抗
している。



もっと「劇的」な方法もあります。

それが、「資源」をとめてしまうこと。

エネルギーがなくなれば、経済は成長できません。


一番わかりやすい例は、第2次大戦前の対日「ABCD包囲網」で
しょう。


エネルギーがらみで経済を崩壊させた例をもう少し。


レーガンさんは「悪の帝国ソ連」を崩壊させようと決意しました。

で何をしたか?

サウジアラビアを脅迫し、原油を増産させた。

それで、原油価格が暴落。

ソ連経済は、二度のオイルショックがあり原油が暴騰していた
70年代、絶好調でした。

80年代になると、原油価格の下落により、ソ連経済はボロボロ
になった。

そして、アメリカの思惑どおり、ソ連は崩壊にむかっていったの
です。



現在。

アメリカは世界中で「イランの原油を買わないように」強要して
います。

それで、イラン経済はボロボロになっている。


このように、「資源」「エネルギー源」をおさえることで、ある国の
経済を崩壊させることはできます。


アメリカがシリアのアサド政権を打倒すれば、次のターゲットは
アサドの後ろにいるイランです。

イランを打倒すれば、中東に「反米産油大国」はなくなります。

(民衆は概して反米だが・・・)

すると、アメリカは、いつでも中東→中国の原油の流れをカット
できるようになるでしょう。


だから中国は、シリアのアサドを守りたいのです。



▼ロシアの思惑


プーチン・ロシアとブッシュ・アメリカは、03年のユコス問題で
決定的に対立しました。

当時ロシアの石油最大手だったユコスのホドロコフスキー社長。

同社長は、ユコスをアメリカの「エクソンモービル」「シェブロンテ
キサコ」に売却すべく、交渉を進めていたのです。


プーチンは、最高検に「ホドロコフスキー逮捕」を命じ、アメリカ
に「ロシアの石油利権はおまえらにわたさない!」という強い決
意を見せました。

その後、アメリカは、ロシアの勢力圏である旧ソ連諸国で次々と
革命を起こし、「親米反ロ傀儡政権」を樹立していった。

03年グルジア、04年ウクライナ、05年キルギス。


(この辺の詳しい事情は、

●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)
(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )

をご一読ください。山盛り証拠つきで、誰も否定できません。)



怒ったプーチンは、仮想敵NO2中国と同盟を結び、「アメリカ幕府
打倒」に動きます。

両国の争いはドンドンエスカレートしていき、「米ロ新冷戦」という
言葉も生まれました。

さらに、08年8月には、アメリカの傀儡国家グルジアとロシアの戦
争にまで発展していきます。


その後、「アメリカ発100年に1度の大不況」が起こったため、休戦。

「米ロ再起動」という言葉が流行りました。


しかし、プーチン再臨で、「米ロ新冷戦第2ラウンド」がはじまって
いるのです。


さて、シリア。

ここでも、「シリアの後はイラン」というのが重要です。


そもそも、プーチンの「倒幕戦略」の柱は、「ドル基軸通貨体制」
を「崩壊させること」でした。


ドル体制は、主に「ユーロ」の勢力拡大によって崩れてきた。



<<ユーロ>現金流通から5年 米ドルを超えた模様

06年12月30日19時46分配信 毎日新聞

【ロンドン藤好陽太郎】

欧州単一通貨ユーロの市中での紙幣流通量が今月初めて米ドルを超
えた模様だ。

ロシアや中東地域などユーロ圏外でも保有する動きが広がっているほ
か、ユーロ高でドル換算した額が膨らんだ。

旧ユーゴスラビア連邦のスロベニアも来月1日から新たにユーロに加
盟し、ユーロ圏は今後も拡大が予想される。通貨として誕生してから丸
8年、現金流通開始から5年。

ユーロは国際通貨としての存在感を強めつつある。>



反米イランも「ドル攻撃」をつづけてきました。





<イラン、原油のドル建て決済を中止=通信社

07年12月10日9時31分配信 ロイター

 [テヘラン 8日 ロイター] イラン学生通信(ISNA)は8日、ノ
ザリ石油相の話として、同国が原油のドル建て決済を完全に中
止した、と伝えた。

 ISNAはノザリ石油相からの直接の引用を掲載していない。

ある石油関連の当局者は先月、イランの原油の代金決済の「
ほぼすべて」はドル以外の通貨で行われていると語っていた。>



そして、他の中東産油大国は、「アメリカがイランを見逃すのなら、
俺たちは「湾岸共通通貨をつくろう!」と画策していた。


これが、08年に危機が起こったときの状況だったのです。

あれから4年、世界を見渡してみましょう。


ドルに唯一対抗できる通貨だったユーロ。

今では、「ユーロ圏」はボロボロ。

ギリシャがユーロ圏を抜け、スペインが抜ければ、「ユーロは崩壊
する」といわれています。


08年まで、圧倒的にユーロ >>>ドル だったのが今では逆転
している。


これで、アメリカがイランに傀儡政権を樹立。

イラク同様、原油の決済通貨をユーロからドルに戻すことに成功
すれば?


ドルは復権し、再び「世界唯一の基軸通貨」になるでしょう。



プーチンの戦略すべてが崩壊することになります。



さらに。

アメリカが中東産油大国の完全支配に成功すれば?

アメリカは、80年代同様、原油価格を大暴落させることで、ロシ
ア経済を崩壊させることができるでしょう。


ちなみに08年夏、原油価格は140ドルを超えていました。

それが、リーマンショック後大暴落。

30ドル台になってしまった。

09年、ロシアのGDPはなんと-7.9%(!)。

このことは、「ロシアはいまだに完全石油依存経済だ」というこ
とを示しています。


もしアメリカが、原油価格を5年間「50ドル以下」におさえること
ができれば、プーチンの再選はかなり難しくなるでしょう。



こういう「悪夢」を回避するためにも、ロシアはイラン、そしてシ
リアを守る必要があるのです。



これが、中国、ロシア、イラン、シリアが「合同軍事演習」を決
めた背景です。


▼第3次大戦の予兆???


中ロは、「シリアを攻めたら俺たちが黙っちゃいないぞ!」とア
メリカを脅している。

では、実際欧米がシリアを攻めたら中ロは軍隊を動かすので
しょうか?


イラク戦争時、中ロはフセインを守りませんでした。

あれから9年の月日が流れ、アメリカの弱体化も著しいです。

だから、シリアのアサドを守る為に、アメリカと一戦する???


そうなれば、



欧米 対 中ロ の第3次大戦勃発。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まさに、聖書の「ハルマゲドン」がやってきます。

しかし、中ロはそこまでバカではないでしょう。



とはいえ、「大きな戦争」の予兆らしきものは、たしかにあります。

先日ロムニーさんが、イスラエルを訪問し、こんなことをいいまし
た。




<イスラエルのイラン攻撃 ロムニー氏「決断なら尊重」

産経新聞 7月30日(月)7時55分配信

【カイロ=大内清】米大統領選の共和党候補に内定しているロムニ
ー前マサチューセッツ州知事は29日、訪問先のエルサレムでイス
ラエルのネタニヤフ首相と会談した。

ロイター通信によると、ロムニー氏の側近は会談に先立ち、同国が
核兵器開発の疑われるイランへの攻撃を決断した場合、ロムニー
氏は「その決断を尊重する」と述べた。

イスラエルにイラン攻撃の自制を求め、ネタニヤフ氏との関係もぎ
くしゃくしているオバマ米大統領との差別化を図ることで、米国内
の保守派に多い親イスラエル勢力の支持を固める狙いがあると
みられる。

会談でネタニヤフ氏は、イランの核兵器開発阻止には「制裁と、



強力で確かな軍事的圧力が必要だ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


と強調。

ロムニー氏は、かつて同じコンサルタント会社で働いたネタニヤフ
氏とイラン問題について話し合うのを「楽しみにしていた」と語り、
同氏との親密さもアピールした。>



これは、ユダヤを味方につけるための「選挙キャンペーンの一環」
というのが一般的な見方です。

そのとおりでしょう。


しかし、「イランへの攻撃を決断した場合、ロムニー氏は「その決
断を尊重する」と述べた」

というのは、「どうぞやってください、尊重します」という意味では
ありません。



「イスラエルがイランを攻めればアメリカはサポートしますよ!」

といってるわけです。

別の言葉で、「やっちゃいなよ!俺らが助けるから!」といって
いる。

「そそのかしている」ともいえます。



つまり、「シリア戦争」ばかりでなく、同時に「イラン戦争」も起こ
る可能性があるのですね。


アメリカがシリア、イランに傀儡政権を樹立し、中東支配に成功
する。

その次は、いよいよ、「ロシア」「中国」がターゲット。

こういう明確な見通しが描ける中で、中ロは黙っているでしょう
か?



というわけで、今回は中ロがシリア攻撃を阻止するために起
こしたアクションについてでした。

ちなみにロムニーさんですが、「最大の仮想敵はプーチンの
ロシアだ!」と断言しています。

「悪事を主導するのはプーチンで、中国はいつもその傍らに
いた」と。


一体プーチンは、アメリカに対してどんな「悪事」を働いたので
しょうか?

詳しく知りたい方は、いますぐこちらをご一読ください。

山盛り証拠つきで全部わかります。






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(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)


↓おたよりコーナーへ
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★松本さまからのおたより


北野様

こんばんは。

松本です。

ご無沙汰しております。

今回のシリア問題のエントリー、明快かつ論理的で非常に良かったです。


>なぜ中国は資源大国ロシア、カザフスタンなどに急接近して
>きたのか?
>なぜ、南シナ海、東シナ海支配を急いでいるのか?
>これも、「中東からの原油の流れがストップする日」を想定し
>ているのです。


故に、日本のマスコミは、オスプレイを危険だと報道しています。


そこで、北野様にお願いが有ります。


危険な輸送機MV22オスプレイ 岩国基地に搬入
http://yangkuma.blog81.fc2.com/blog-entry-1000.html


で図を挿入しましたが、オスプレイの作戦行動範囲は
尖閣諸島のみならず、上海・平壌、フィリッピンまで
含まれます。


これは、中国にとって脅威でしょう。

この事実をメルマガで拡散して欲しいのです。

メルマガで図の説明は難しいので、URL紹介の形で
北野様のHPにコピペで場所を確保するか、拙ブログに飛ばして下さい。

又、話は変わりますが、FBで友達になった経済評論家の廣宮孝信氏から
教えてもらった英米両国間の経常収支データを添付エクセルで送ります。

予想通り、貿易収支は、米国の黒字ですが、資本収支は英国の黒字です。
北野様の何らかの参考になれば、幸いです。

今後とも宜しくお願いします。


================================================================

(中国にとって)
危険な輸送機MV22オスプレイ 岩国基地に搬入

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  1. 2012/08/03(金) 17:45:09|
  2. ロシア政治経済ジャーナル
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

中国人のなんと●●%が対日本戦争支持 まずは「日本企業に制裁しろ!」

今後の中国の動きを予想するのは大切ですね。

中国からの経済制裁のなかでも、
冷静に考えれば、日本は耐えれるものも結構あると思います。

日本は内需大国なんですからね。

あと、中国政府も中国国民が盛り上がると
苦しい実情もあるようですね。


(拙ブログ参考)

●【あれれ】日中外相会談で中国側は「尖閣国有化」に言及なし
http://ameblo.jp/nippon-no-hokori/entry-11301552688.html


●【驚き】朝日新聞は、野田内閣による尖閣の購入は歓迎、石原知事の購入には反対
http://ameblo.jp/nippon-no-hokori/entry-11298352995.html


「中国人のなんと●●%が対日本戦争支持」

何%かをご確認ください。↓

== RPE Journal===========================================

ロシア政治経済ジャーナル No.861 2012/7/21

★中国人のなんと●●%が対日本戦争支持
http://archive.mag2.com/0000012950/20120721055755000.html
=========================================================

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



(●ヒトラーに影響を与えた幻の名著???
詳細は【お勧め本コーナー】で!  )




本題に入る前にクイズです。

「中国人で日本との戦争を支持する人は何%でしょうか?」


1、約10%

2、約30%

3、約50%

4、約70%

5、約90%


近くのメモ帳に、答えを書いてください。

答えは、本文の一番下あたりにあります。


では、本題。

RPE読者の皆さまは驚かないと思いますが、

ついに【日中戦争勃発】の可能性を、メディアが報じはじめています。

しかも、続々と・・・・。


今回の話は、


2012/07/13
【RPE】【衝撃】★ついに【読売新聞】も【日中戦争】の可能性を語り
始めた↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20120713165920000.html


2012/07/16
【RPE】【衝撃】★中国、尖閣問題で「日本と一戦も辞さない」↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20120716171705000.html


の続編になります。

話の理解が3倍深まりますので、まずは↑からお読みください。



▼「いよいよ『日中開戦』か?


まずは、こちらの記事から見ていきましょう。



<いよいよ「日中開戦」か?各国メディアが盛んに議論─米華字メ
ディア
Record China 7月19日(木)14時48分配信>



<2012年7月17日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる日本と
中国の対立が激化する中、各国メディアが「日中開戦」の可能
性について論じ始めている。米華字サイト・多維新聞が伝えた。>




当事者の日中だけでなく、「各国メディア」とあります。

「世界」が「日中戦争ありよね~」と考え始めているのでしょうか?



<中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は16
日、専門家の意見として、「両国が開戦しても自衛隊は人民解放軍
の敵ではない」とした上で、「日本が中国の我慢の限界を超えてく
るようなら、国家主権と領土の完全性を守る中国の揺るぎない決意
を全世界にみせつけよう」と強気の報道を展開。>(同上)




「中国人民解放軍は、自衛隊に圧勝できるからやっちまえ!」と主
張しています。

「中国の我慢の限界を超えてくる」というのは、「尖閣諸島の国有化」
をさしているのでしょう。



<清華大学当代国際関係研究院の劉江永(リウ・ジアンヨン)副院
長も、「日本が釣魚島を軍事利用したり、軍を駐留させたりすれば、
それは明らかな武力威嚇。

両国の平和友好条約を破棄したのと同じことで、立派な宣戦布告
だ」とこれに同調した。>(同上)




日本が自国領である尖閣に軍を駐留させれば、「宣戦布告」だそ
うです。

日本人からみるとメチャクチャな主張ですが、尖閣を自国領と主
張する中国からみるとそうなるのですね。


同紙は次に、「日本」の動きにふれます。




<尖閣問題をめぐる日本の世論は、「対中強硬派」が主流を占めて
いるようだ。国民の間では、「開戦したら、どちらが勝つ?」といった
話題が盛んに交わされている。

14日に骨格が明らかになった2012年版の防衛白書でも初めて、「
中国共産党と人民解放軍の関係に変化がみられ、軍の影響力が
増している」と明らかな対中警戒感が示された。>(同上)




日本国民の間で「開戦したら、どちらが勝つ」という話題が盛んに
交わされている???

この部分は、「妄想」ですね。

RPE読者さん以外の日本国民は、「日中戦争?トンデモ系ですか?
ありえません!」といった感じででしょう。


防衛白書が中国を警戒している。

これは、当然です。



次に同紙は「アメリカ」についてふれています。



<では、日本の同盟国である米国はどうみているのだろうか?16
日付ウォール・ストリート・ジャーナルは「米国は巻き込まれるのを
恐れ、実質的な介入はしないだろう。

日本は中国やロシアとの領土紛争に独自に立ち向かうしかない」
と突き放している。>(同上)




う~~~~む。

ここは微妙なところです。

日中戦争が起こったとき、アメリカは「日米安保」により、日本を
助けてくれるのでしょうか?


ここに二つの例があります。

一つは08年8月の「ロシアーグルジア戦争」。

この時、アメリカは、実質傀儡国家のグルジアを見捨てたといっ
てよいと思います。

グルジアは、「南オセチア」と「アプハジア」を事実上失いました。


もう一つは10年9月の「尖閣中国漁船衝突事件」問題。

この時、日本はおされまくりでしたが、アメリカ大統領はじめ政府
高官が相次いで日本を支持する声明を出しました。

「尖閣は日米安保の適用範囲」という力強い声明もあり中国はひ
っこんだのです。


しかし、実際軍事衝突が起こったわけではない。

それが起こったときアメリカははどうでるのか?

これは、日本の政治家・外交官が必死になって知らなければいけな
いところでしょう。



日本のネットでは、「アメリカが日中間の対立を煽っている」という論
調が見られます。

(つまりアメリカこそが「日中対立」の黒幕だと。)

しかし、ネットでは「『尖閣中国漁船衝突事件』もアメリカの仕業だ!」
主張している人もいましたから、あまり信用しないほうがいいです。

(皆さんご存知のように、後に事件映像が流出し、中国漁船がつっ
こんできたことがわかった。)




アメリカの最重要課題は「シリア」、そして「イラン」とつづきます。

ですから、「日中が対立するのは、アメリカの『中国封じ込め戦略』
上悪くないが、戦争まで行くと逆に迷惑だ」ということだと思います。


いずれにしても、日本政府は「日中戦争が起こったらアメリカはどう
でるのか?」確実に知っておく必要があります。

アメリカが動かなければ、尖閣を失うことは確実。

「日本の自衛隊は中国に負けない!」といっても意味はありません。

中国には「核兵器」があるのですから。


(実際に使うという話ではなく、「日本が尖閣の不法占拠をつづける
のなら、東京に核を落とすぞ!」と脅迫されたとき、日本政府はふん
ばりつづけることができるでしょうか?

おそらく難しいでしょう。)





これが、自立していない国家の悲哀。

だから、RPEでは大昔から、「日本は軍事の自立を急ぐ必要がある」
と主張してきたのです。



最後に同紙は「ロシア」の見方を紹介しています。




<全く別の見方をしているのが、ロシアメディア。

16日付イズベスチヤは「日中が大規模な衝突を起こすことはない
」と報道。

その理由として、日本の尖閣購入計画は消費税率引き上げや原
発問題、復興の遅れなど問題山積みの内政から国民の目をそら
せるためのパフォーマンスにすぎないと指摘している。>(同上)




面白いのは、ロシアは「日本側から挑発している」と見ているの
ですね。


今回の日中対立激化の原因を追ってみましょう。

なぜ中国が怒っているかというと、日本政府が「尖閣を国有化す
る」と発表したからです。

では、なぜ政府は「尖閣を国有化する」と発表したのでしょうか?

これは、石原都知事が「尖閣諸島を東京都が買い取る」と宣言し
たからです。


では、なぜ石原さんは尖閣諸島を民間の所有者から買い取ると
宣言したのでしょうか?

これは、2010年9月「尖閣中国漁船衝突事件」が起こったときの
政府の対応を見て、


「このままだと、尖閣は中国に奪われる」


と心配になったからです。

実際石原さんが購入に関する交渉をはじめたのは事件直後の
2010年10月。


もともと、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりしたことが、
今回の対立の引き金になっている。

では、なぜ中国漁船は体当たりし、その後中国政府は次々と対
日制裁を打ち出し、尖閣は「中国固有の領土である!」と全世界
に宣言したのでしょうか?


これは、アメリカが08年からの危機で弱体化し、「もはや日本を
守れないだろう」と見たからです。



▼「恩を仇で返す日本を制裁せよ」


次に、

<「恩を仇で返す日本を制裁せよ」…尖閣問題、中国で論説
サーチナ 7月19日(木)17時36分配信>


を見てみましょう。



< 新華社や中国新聞社など中国メディアは19日、尖閣諸島の問
題に関連して「恩を仇(あだ)で返す日本を制裁する場合もある」と
する論説を配信した。

著者は中国政策科学研究会国家安全政策委員会の趙昌会研究
員。>




「恩を仇で返す」???

日本が中国から受けた「恩」ってなんでしょうか?



<日本は経済で中国の恩恵を大きく受けていながら、安全保障面で
は「中国を敵とする決意をした」と主張。

日本は、中国が平和的な発展と善良な隣国であることを求めている
と確信し、中国の「言いたいことも言わず耐え忍ぶ国策」を見て、「中
国は自ら、自分の牙を抜いたと見なしている」と論じた。>(同上)




「恩」とは経済で中国の恩恵を受けていることだと。

「言いたいことも言わず耐え忍ぶ国策」というところを読んで笑って
しまいました。

中国は日本と比べ、「言いたいことを言っている」ように見えますが。



この後筆者の趙さんは、日本への「制裁」をドンドン行うよう主張し
ます。




<「中国は今から、態度を変えてよい。

さまざまな政策や、経済、政治、外交、安全面、防衛面、さらに世
論などさまざまな方法で、「しばしば恩を仇で返す悪行を繰り返す
日本に思い知らせる場合もある」と主張した。>(同上)



「しばしば恩を仇で返す悪行を繰り返す日本」だそうです。

立場が違うと見方も180度かわるものですね。

彼は、どうやって日本に「思い知らせ」ようと提案しているのでしょ
うか?




<日本に対する制裁の手段としては、第一に経済を挙げた。

まず、日本経済の中国市場への依存度は上昇しつつあると指摘。

著名企業でも、中国市場に依存しなければ発展や生き残りが難し
い場合があると主張。

中国は(制裁など)さまざまな権利を惜しむべきではないと論じた。>

(同上)




「日本企業に制裁しろ!」と。

これ、冗談ではありません。

「中国漁船衝突j事件」の後、制裁として、


・「フジタ社員の拘束」

・「トヨタへの制裁」(販促費を「賄賂」とし、罰金をかした)


などがあったことを忘れてはいけないでしょう。



< レアアース資源についても、「好都合なことに、相当部分は中
国が掌握している」と指摘し、日本向け輸出にかぎって、関税率を
引き上げることを提唱した。>(同上)




これも全然アリですね。

衝突事件後、もっとひどいこと(禁輸)を経験済みです。



< 本格的協議が2012年内に始まる予定の日中韓自由貿易協定
について、「日本に多くの要求を突きつけたり、日本が獲得できる
はずだった優遇項目を減らす、場合によっては交渉妥結を無期限
に引き伸ばすなど『〓刀之計(戦意を失ったと見せかけて、いきな
り攻撃する計略)』を使ってもよい」と論じた。(〓は手へんに「施」
のつくり部分)>




自由貿易交渉で「嫌がらせをしろ!」と。

ま、これで日本が困るとはあまり思えませんが・・・。



<日本旅行についても、中国人観光客を日本以外の地域に向かうよ
うに誘導することを提唱。「中国人観光客の金がほしい日本の小売業
は、大打撃を受ける」と主張した。>(同上)




これは確かに困る人が多いでしょうね。

しかし、外国人観光客が激減するのは、福島原発事故後、経験ずみ
ではあります。


このように趙さんは、主に「制裁により日本経済に打撃を与えよ!」
と主張しています。

実際、中国は「輸出入総額」で過去5年間、日本にとって1番の貿易
相手国。

ですから、中国が真剣になれば、日本企業の打撃もあるでしょう。

特に問題が起こりそうなのは、中国国内で活動している日本企業で
しょうね。



▼なんと中国人の●●%が対日戦争を支持


なんとも強気な中国ですが、同国政府に自信を与えているのが、国
内世論です。

なんと国民の●●%が「対日戦争支持」との世論調査結果が出てい
る。

皆さん何%だと思います。

ちょっと考えてみてくださいね。

答えは・・・・・・・。

























約91%が対日戦争を支持!!!!!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~










「・・・・・・北野さん!いいかげんなこといわないでください!
中国人はそんなに愚かじゃありませんよ!」



「平和ボケ」の人はこんな風にいうことでしょう。

では、証拠をお見せしましょう。




<尖閣武力行使「支持」 世論に温度差 中国強硬「91%」、台
湾は半数切る

産経新聞 7月20日(金)7時55分配信

 【台北=吉村剛史】日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有
化方針に対し、



中国市民の91%が「武力行使」も支持すると回答した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ことが19日、中台メディアの合同調査で判明した。>




これは、政府も強気になりますね。

強気に行けば行くほど、政府の人気は高まっていくのですから。



私が日中戦争の可能性に言及したのは、05年出版の「ボロボロ
になった覇権国家」ででした。

7年の月日が流れ、いよいよ一般のメディアも「日中戦争の可能
性」を取り上げるようになってきました。


というわけで、今回は「日中戦争の可能性」についてでした。

ところで、中国が強気になったのは、「あの男が帰ってきた」こと
も関係しています。


あの男とは、もちろんプーチン。


彼が戻ってきて、「反米・中ロ同盟」「反米・上海協力機構」「ブ
リックスの反米化」の再強化がはじまっている。

プーチンはどうやってアメリカ幕府を滅ぼそうとしているのでしょ
うか?

すべて知りたい方は、いますぐこちらをご一読ください。

全部わかります。





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(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)




↓「危機克服本コーナー」へ
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★北野の「危機克服本」コーナー


はじめての方は、まず「危機克服本」の動機と意義について、
こちらをお読みください。↓
http://rpejournal.com/osusumehon.html


★「チベット永遠の書」(シャンバラ)極限の恐怖の果てに「生」
の真理を見た

T・イリオン 徳間書店

(詳細は→ http://tinyurl.com/72j2o )


T・○○○○「北野さん、ヒトラーってなんで戦争はじめたか
知ってますか?」

北野「いろいろあると思います。

1、第1次大戦後に戦勝国が課した天文学的賠償金で、
経済がボロボロになった。
2、それが原因でナショナリズムが台頭
3、ヒトラーが時流に乗って登場
4、彼はケインズ的政策を徹底的におし進め、
ドイツ経済を奇跡的に復活させ。。。」

T・○○○○「まあ、それもそうなんですが、
もっと奥深い理由があるんですよ」

北野「・・・・・・・なんですか?教えてください。
ただし、きれいごとは聞きませんよ!」

T・○○○○「ある存在と、契約を結んだんですよ、彼は?」

北野「・・・・・なんですかある存在って?」



T・○○○○「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あくまと」



北野「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





私は普段、金儲けと安全の確保という二つを柱に、
国際関係を分析しています。

ところが、世の中には不思議なことがあります。

例えば、ヒトラーのような狂人が、
民主的に一国のトップに立ってしまうこととか。。。


今回紹介するのは、ヒトラーの人生を一変させた幻の本です。

(50年ぶりに大英博物館から掘り出された。日本でも入手困難)

幻ですからね、皆さん、他の人には内緒にしておいてください。



「なお、本書は、ナチス政権を掌握した(1934年)アドルフ・ヒット
ラーが毎年チベットに調査団を派遣する誘引になった本である」


「ヒットラーをここまでチベットに引き寄せたものは、何だったの
だろうか?

また、彼が「わたしは地底世界で超人と出会った」と伝記のある
部分で書いたとき、彼は何を意味したのであろう。」


「ヒットラーは闇の世界政府の任務に失敗したのだろうか?
それとも、十分にはたし終えたのか。」


「ベルリン陥落の際に発見されたおびただしい数の黒衣のチベ
ット僧の自殺体(1000人ともいわれる)は、いったい何を物語っ
ているのであろう?」

(訳者あとがきより)


●内容紹介


ドイツ人探検家イリオンは1934年、
幻の地底都市「シャンバラ」を目指し、単身旅に出ます。

彼は、さまざまな困難を乗り越え、
ついに本物の聖人とめぐりあいました。

聖人は、空を歩き、奇跡的治療をし、
何百年も生きているのだとか。

ここまでが第1部。

第2部では、イリオンが、世界を動かす秘密結社の男性と出会い、
ついに伝説の地下帝国に潜入することに成功します。


世界を動かす「光の君」はイリオンに何を話したのでしょうか?


世界の裏側でこっそり起こっていたことを知ってみるのもよいの
ではないでしょうか?(ちょっとこわいっすけど。。)


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★Wさまからのおたより


北野様

いつもお世話になっております。

今回の日中戦争可能性、
中国在住者の視点から興味深く読ませていただきました。

実を言うと先月、
ちょっと怪しい中国政府の動きがありました。
(確か6月中旬ぐらい)

政府の規制により
.co.jpのドメインのページが突然見れなくなりました。

1日半ぐらいで規制は解かれ、
正常に見れるようになりましたが、

仕事にならなくて困りました。

裏では、
中国が日本に何かを仕掛けるために規制した
とかいろいろ言われています。

こういうことがあったので、
今回の記事を見てちょっと怖くなってきました。


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  1. 2012/07/21(土) 11:29:14|
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中国、尖閣問題で「日本と一戦も辞さない」 まずはアメリカを味方にすべし

メルマガ「 ロシア政治経済ジャーナル」2012/7/16号
「中国、尖閣問題で「日本と一戦も辞さない」」より、


ちょっと緊迫してきましたね。


まずは現実的に考えると、
アメリカを味方にすべきというお話です。


実際、あの尖閣での衝突事件でも、
アメリカの日本支持の発言以降は、中国はトーンダウン。



ところで、【おたよりコーナー】で、
私のメールを掲載して頂きました。

北野さま、ありがとうございます。

「究極の親日国家ブータンを助けたい?」

こちらもご一読してくれると嬉しいです。




== RPE Journal===================================================
ロシア政治経済ジャーナル No.859 2012/7/16

★中国、尖閣問題で「日本と一戦も辞さない」
http://archive.mag2.com/0000012950/20120716171705000.html

================================================================


★中国、尖閣問題で「日本と一戦も辞さない」


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



(●究極の親日国家ブータンを助けたい?
詳細は、【おたよりコーナー】で!)



前号は、


<ついに【読売新聞】も【日中戦争】の可能性を語り始めた>


でした。

今回はつづきになりますので、まだ読んでいない方は、まず
前号をご一読ください。↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20120713165920000.html


▼尖閣問題で「日本と一戦も辞さない」!


石原都知事が「尖閣諸島を購入する」ために動いている。

この動きにびっくりした政府が、「国有化します」といいはじめた。


中国は、これらの動きを「挑発」と見て、あちらの世論も加熱しは
じめています。




<尖閣問題で中国「日本と一戦も辞さない」

産経新聞 7月13日(金)7時55分配信

 中国国土資源省国家海洋局が所管し、海洋権益における法執行を
になう海監総隊の孫書賢副総隊長が、「もし日本が釣魚島(沖縄県・
尖閣諸島の中国名)問題で挑発し続けるなら、



一戦も辞さない」
~~~~~~~~~~~~~~~~~


と発言したと、台湾の有力紙、聯合報などが中国海南省海口発とし
て12日の電子版で報じた。

「2012海峡両岸南海問題学術会」の席で孫氏が11日に語ったと
いう。>



これは、タダの「脅し」ではありません。

実際中国は領土問題を抱えるベトナムやフィリピンと衝突を繰り返
しています。

だから、中国は「尖閣」を奪うために、武力行使することもバリバリ
あると思っておいたほうがいい。



共産党機関紙の「人民日報」も日本に警告しています。




<人民日報「日本の政治家に覚悟あるか」 尖閣で武力行使示唆

産経新聞 7月14日(土)7時55分配信

 【北京=川越一】中国共産党機関紙、人民日報は13日付のコラ
ムで、日本政府の国有化方針など沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚
島)をめぐる日本の行動を非難し、

武力衝突の可能性をちらつかせて挑発した。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


<同紙は、2010年の中国漁船衝突事件で中国人船長が拘束
された一件や、離島の命名や購入計画、視察や周辺海域での釣
りなどを列挙して「茶番」と呼び、「短絡的な戦略だ。(中国を)挑
発することで自分に陶酔している」と断じた。

そして、「国と国との関係は子供の遊びではない」として、「(挑発
が)度を越せば、釣魚島問題を制御できなくなる危険性がある」
と強調。

「日本の政治家たちはその覚悟があるのか」と詰め寄った。>

(同上)




中国漁船がぶつかってきて船長が拘束された事件も、むこうから
みると「挑発」だそうです。


「釣魚島問題を制御できなくなる危険性がある」というのは、要す
るに

日本国が尖閣を「国有化」するようなことがあれば、「戦争になり
ますよ」と脅迫しているわけです。

これも脅しではないと見ておいたほうがいいです。


▼尖閣問題とは?


いい機会ですので、三つのことをしっかり復習しておきましょう。


1、尖閣問題とは?

2、なぜ中国は尖閣を狙うの?1(資源)

3、なぜ中国は尖閣を狙うの?2(軍事的理由)


そして、

4、日本はどうすればいいの?



まず1から。

「隷属国家日本の岐路」から。


【転載ここから▼】


< 日本は日清戦争中の1895年から一貫して尖閣諸島を領有し
ています。

1919年、福建省恵安の漁民31人が遭難。

日本は救護活動を行いました。

これに対し中国長崎領事は、感謝状を出しています。

そこには、「日本帝国八重山郡尖閣列島」と記されていた。

つまり、中国政府は当時「尖閣諸島は日本領」と認めていたことに
なります。

一体いつから領土問題に発展したのでしょうか?

これは1971年に、地下資源の可能性が確認された後。

(●北野註 確認されたのは1968年、中国・台湾が領有権を主張
しはじめたのが1971年)


 中国発行の社会科地図を見ると、資源が確認される1970年、日
中の国境線は尖閣諸島と中国の間に引いてあった。

ところが、1971年以降発行の地図では、中国は尖閣諸島を自国
領に書きかえてしまいました。

 はっきりいえば、中国の主張は泥棒レベルなのです。>


【転載ここまで▲】


めちゃくちゃっすね、中国。

日本政府の立場は、「日中間に領土問題は存在しない」というもの
です。

つまり、「尖閣諸島が日本領であることは、あまりにも明白なので、
領土問題なんてない!」といってるわけです。

まったく正論でしょう。

なんといっても、中国は1895~1971年まで全然問題にしてこなか
ったのですから。


▼なぜ中国は尖閣を狙うの?1(資源)


次に、中国が尖閣を狙う理由をみていきます。

一つ目の理由は「資源」。


【転載ここから▼】


< とはいえ、中国が他国を侵略する「動機が理解できない」とい
う人もいるでしょう。

最大の理由は資源、主に石油・ガスを確保すること。

 中国は1978年から現在にいたるまで、年平均9.5%の成長をつ
づけています。

そして、エネルギー消費量が、ものすごいスピードで増加している。

中国の石油消費量は、1999年の日量430万バレルから20年には
1040万バレルまでに2.5倍(!)増加。

それまで年平均4.3%(!)のスピードで増えつづけていきます。

それでも、世界にたっぷり石油があれば問題ありません。

ところが、多くの専門家は「2040年頃から枯渇しはじめるだろ
う」と予測している。


(●北野註
最近は、「オイルシェール」「シェールガス」革命で、まだまだ枯渇
しないだろうとの見方が有力になってきている。)


 中国政府は、南シナ海に1300億バレル(世界総埋蔵量の10%
以上)の石油があるとみています。

そして、中国、台湾、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア
が同地域南沙諸島の一部あるいは全体の領有を宣言している。

中国は1992年に、西沙・南沙諸島周辺の海底資源領有権を公
式に宣言。

南シナ海全体を支配し、資源を独り占めする機会を虎視眈々
と狙っているのです。

 というわけで、中国は尖閣諸島周辺と東シナ海の資源を狙っ
て侵略してくる可能性がある。

これは問題の歴史を見れば明らかです。>


【転載ここまで▲】



日本は、「ABCD包囲網」で石油が入らなくなり、戦争に突入
していきました。

「資源の確保」は、いまだにどの国にとっても大問題なのです。

アメリカがイランを打倒し、傀儡政権樹立に成功したとしましょう。

すると、アメリカは、中東→ 中国の原油の流れをいつでもス
トップできる状態を作り出すことができます。


だから中国は、陸続きで隣国の資源大国ロシア・カザフスタン
などに接近している。

また、資源が豊富な南シナ海の単独支配を目指しているの
です。

そして、東シナ海もまたターゲットになっています。




▼なぜ中国は尖閣を狙うの?2(軍事的理由)


次に軍事的理由を見てみましょう。


【転載ここから▼】


< 中国が、南シナ海・東シナ海確保を狙っているのは、資源だけ
が理由ではありません。

 二つの海は、軍事的にも非常に重要なのです。

ちょっと地図を見てみましょう。


黄海を見ると、アメリカの同盟国韓国がいる。

東シナ海にも、同じく日本そして台湾がいる。

南シナ海にはフィリピンがいる。


このように、中国から海を見ると、親米勢力に包囲されています。

 好調な経済を牽引しているのも、上海や広東省など沿岸部。

周りを見ると、日本と台湾があり、米軍がいる。

さらに中国への石油は、主に中東からインド洋・南シナ海を通っ
て入ってくる。


ここを封鎖されたら?

(これは石油の90%を中東に依存する日本にとっても重大問題。)

中国は「平和ボケ」日本とは違い、国防を切実に考えています。

東シナ海・南シナ海を支配することは、経済的・軍事的に最重
要課題。

つまり、中国はこれからも機会を見つけ、勢力拡大を図る可能
性が非常に高い。

これを日本サイドから見ると、「中国が尖閣諸島と東シナ海の
日本領海を侵略する可能性は高い」となります。>


【転載ここまで▲】



中国の立場から見ると、「いかにアメリカの中国包囲網を突破
するか」が課題なのですね。



▼日本はどうすればいいの?


「隷属国家日本の岐路」(→ http://tinyurl.com/6zcszc )


は2008年の本ですが、現状を予測して、対応策も書いてありま
す。


【転載ここから▼】


<このように、日本の脅威は現在中国ただ一国。

日本の安全保障政策・外交の最重要課題は、「中国の脅威にどう対
応するか」という一点につきるのです。

ではどうすればいいのでしょうか?

外交の優先順位は1、アメリカ 2、ロシア・インド 3、中国となります。

説明します。


まず1のアメリカから。

日本は戦後60年、平和な時代を謳歌してきました。「平和憲法のお
かげ」と信じている人がいます。

しかし、これは平和憲法のおかげではありません。

「日本が平和を希求していれば誰も攻めてこない」という論理が正
しいとします。

そうであれば、スペインのインカ帝国侵略、アメリカのハワイ侵略、
中国のチベット侵略などは起こらなかったでしょう。

しかし、歴史を見れば、悪どい強国が平和な民族を征服した例が
数えきれないほどあります。

平和憲法が理由でないとすれば、なぜ日本は平和だったのでし
ょうか?


これはいうまでもなく日米安保のおかげ。



既に、軍事費で圧倒的世界2位の中国ですが、天敵が一国だけ
います。


それがアメリカ。


中国の行動パターンを見ると、ベトナムでもフィリピンでも、アメ
リカが撤退した隙をついてコソ泥のように侵略している。

つまり、中国が「日本に無礼なことをすれば、アメリカは黙って
いない」と信じている間、日本は安全なのです。


具体的にはどうするのか?

アメリカには、中国を脅威と認識している政治家や学者さんがたく
さんいます。

彼らに金をばらまいて、「アメリカ最大の脅威は中国。日米安保を
堅持することがアメリカの国益である」という世論を盛り上げても
らう。


具体的には、テレビで語ってもらう、雑誌に寄稿してもらう、政治
家に働きかけてもらう。

そして、例えば中国船が尖閣列島を調査しているような場合、有
力政治家に一言、「日中で有事があれば、アメリカは黙っていな
い」と声明を出してもらう。

また、東シナ海・尖閣周辺のガス田・油田を日米共同開発する
のも一つの手です。

51%をアメリカに持たせておけば、米軍がガス田・油田周辺を警
護するいい口実になる。

そして、中国も手出しできなくなるでしょう。


平和憲法のおかげで日本は平和というのは迷信。

ところで、「日米安保のおかげで日本は平和」というのも一つの信
仰なのです。

なぜかというと、日本が危機に陥ったとき、アメリカが動いてくれる
保証はどこにもない。

しかし重要なのは、中国・ロシア・北朝鮮が「アメリカがバックにい
るから、日本には手出しできないな~」と信じていること。

日本は、アメリカの有力者をドンドン味方につけるべきで、これに
金を惜しむべきではありません。

金をバラマクというと、なんだか悪人のようですが、もちろん合法
的な手段でやります。

これはイスラエルも中国もその他の国々もやっている。

イスラエルは非常にうまくやっていて、陰謀論者は「ユダヤがア
メリカ政界を牛耳っている」と非難している。

しかし、これは陰謀ではなく一般的な言葉で「ロビー活動」とい
います。



2、ロシア、インド

現在は、一極主義と多極主義が戦っている時代です。

一極主義というのは、いうまでもなくアメリカによる一極支配。

これを支持しているのが、日本、イスラエル、イギリス、東欧等。


多極主義の中心は中国。

そしてロシア、イラン、北朝鮮、ベネズエラ、ボリビア、キューバ
などがいる。

しかし、いつの時代も大部分は「勝つ方につこう」という日和見主
義国。

一極と多極の間を行ったり来たりしているのは、西欧諸国、中央
アジア、インド、パキスタン、中東産油国等々。

日本がしなければならないのは、日和見有力国と友好を深めて
いくこと。

今アメリカは、中東支配に動いています。

これには有事の際に、中東→中国の原油の流れをカットできる
状態を作るという意味もある。

そして、アメリカは必死でインドを懐柔しています。

インドは05年に、中ロが主導する反米の砦上海協力機構(SC
O)の準加盟国になっている。

インドを自分の側に引き戻すために、アメリカは核技術協力を
約束したり、合同軍事演習を行ったりしています。

日本も、インドとの経済・軍事協力を深めていくことで、中印
分断をサポートしていくべきなのです。


もう一国日和見重要国がロシア。

ロシアはそもそも日和見の代表格でした。

冷戦に負けたこの国は超反米で、反中だった。

なぜ反中かというと、ロシア極東の人口は700万人、中国東北3
省には1億2000万。

「中国は将来極東を乗っ取るのではないか?」というのが、ロシ
アの懸念。

そして、「米中戦って共に滅べ」と願っていた。

ところが、アメリカは03年以降、旧ソ連諸国の革命を後押しし、
さらにウクライナやグルジアをNATOに参加させるべく動いて
いる。

ロシアはこれで、決定的に反米親中にシフトしました。



中ロを分断する。



これは中国の脅威を減じるにあたって決定的意味を持ちます。

中国の最新兵器は全てロシアからの輸入なのです。


(●北野註 中国はロシアの兵器をコピーし、パキスタンなどに
販売していることからロシアは激怒。

ここ数年は最新兵器の対中輸出が激減している。)


そして、アメリカが中東を抑えれば、中国は陸続きのロシアから石
油・ガスを買うしか道がなくなる。

中東、ロシア、中央アジアを抑えれば、中国は戦争をする燃料が
なくなるということ。


【転載ここまで▲】


この後、本を出版した08年時点で有効だった「中ロ分断法」がつ
づくのですが、4年経ったいま、ほとんど意味がなくなっています。

新しい中ロ分断法を考える必要がありますね。



ちなみに「日米安保」ですが、いまだ対中国で効果的であること、
2010年の「中国漁船衝突事件」で確認されています。


事件が起こったのは2010年9月7日。

この後、中国は次々と制裁を打ち出し、日本に圧力をかけてき
ました。

まさに「イケイケ状態」だったのです。

そして、日本は9月24日、中国の圧力に屈し、船長を釈放しまし
た。

ところが、中国はまだおさまらず、「謝罪」と「賠償」を要求してき
た。


しかし、9月も終わりに近づくと、中国の態度はトーンダウンして
いきました。

何が理由だったのでしょうか?

理由は、アメリカがはっきりと日本の味方についたことです


 ・スタインバーグ国務副長官
 ・クリントン国務長官
 ・ゲーツ国防長官
 ・マレン統合参謀本部議長
 ・オバマ大統領


などが、相次いで日本を支持する声明を出しました。

特にアメリカが「尖閣諸島は安保条約の適用対象」と宣言した効果
は大きかった。



ごくごく最近のケースで、「中国はいまだアメリカに手出しできない」
ことがわかっている。

だから、「日米安保の有効性」は、アメリカ嫌いの人にも認めてもら
わないと困ります。




こうやって、外交で「中国が戦争しづらい状況をつくっていく」のも
大事ですが、

やはり日本が軍事的に強くなることがもっとも強力な抑止力にな
ります。

前号でも書きましたが、日本はアメリカとの関係を良好にたもち
つつ

「軍事の自立」を急ぐ必要があるのです。

アメリカだって後何年もつかわかりませんよ。


というわけで、今回は「尖閣問題」についてでした。

ところで、中国の「倒幕パートナー」ロシアの大統領プーチン。

彼は、一体今何を考えているのでしょうか?

この超重要パーソンの脳内を知りたいかたは、いますぐこちら
をご一読ください。




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●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)

(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )



<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>

(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)





↓おたよりコーナーへ
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★のびー@日本人さまからのおたより


北野さま

いつもありがとうございます。


ぼやきくっくりさんのブログで、

「ブータン「ワンデュ・ポダン・ゾン」火災に寄附(お見舞金)を」
と呼びかけられています。

この火災のニュースのことは知りませんでした。。。


寄付の呼びかけは難しいですが、

ぼやきくっくりさんが、
昨年11月に国王ご夫妻が来日された時、まとめ的なエントリ
ーをUPされていまして、

あらためて、その時の感動がよみがえりました。

多くの方に、あの国会演説を聴いてもらいたいですね。


また、よければご紹介頂けると幸いです。

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■【拡散】ブータン「ワンデュ・ポダン・ゾン」火災に寄附(お見
舞金)を

ぼやきくっくりさんのブログ 2012.06.29 Friday

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1217.html
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拙ブログでも紹介させて頂きました。

●ブータン「ワンデュ・ポダン・ゾン」火災に寄附(お見舞金)を
http://ameblo.jp/nippon-no-hokori/entry-11301553994.html


失礼致しました。




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  1. 2012/07/17(火) 12:47:48|
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